朝のリレー | 堀江昭佳オフィシャルブログ「『こころ』と『からだ』の悩みを解決する しあわせ女子のための処方箋」Powered by Ameba

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婦人科漢方専門・子宝のスペシャリスト 堀江昭佳が、西洋医学、漢方、心理学の3つの視点から、こころとからだの悩みを解決する方法をつづります。
「からだを整えるとこころが整い、結果的に夢が叶う」
そんな考え方を大切にしています。


「朝のリレー」

                      谷川俊太郎

カムチャッカの若者が 

きりんの夢を見ている時

メキシコの娘は 

朝もやの中でバスを待っている

ニューヨークの少女がほほえみながら 

寝返りをうつとき 

ローマの少年は頭柱を染める 

朝陽にウインクする

この地球では 

いつもどこかで 

朝がはじまっている

ぼくらは朝をリレーするのだ 

経度から 経度へと

そうしていわば交替で地球を守る 

眠る前のひととき 

耳をすますと

どこか遠くで 

目覚まし時計のベルが鳴っている

それはあなたの送った朝を 

誰かがしっかりと受け止めた 

証拠なのだ





何年生の時だろう?

国語の教科書に載っていて

最初の「カムチャツカ」の響きだけで

なんだかとても引き込まれてしまった詩。




谷川俊太郎さんの詩って、

なんだかとても瑞々しい印象がある。

彼の作品も

解説もとても好き。





朝の目覚め。

誰かが送ってくれた朝を

しっかりと受け止めたということだよね。

どこかで誰かが耳をすまして

自分の目覚ましの音も

誰かがきいてくれてるのかもしれない。




そう思うと、

なんだかとてもうれしいね。





新しい1日がはじまったことに感謝して

すてきな1日がスタートできる。

そんな気がする。




今日も1日、良い日にしよう。