NHK「産みたいのに産めない〜卵子老化の衝撃〜」を見て | 堀江昭佳オフィシャルブログ「『こころ』と『からだ』の悩みを解決する しあわせ女子のための処方箋」Powered by Ameba

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婦人科漢方専門・子宝のスペシャリスト 堀江昭佳が、西洋医学、漢方、心理学の3つの視点から、こころとからだの悩みを解決する方法をつづります。
「からだを整えるとこころが整い、結果的に夢が叶う」
そんな考え方を大切にしています。

23日(土)に放送された
NHK「産みたいのに産めない~卵子老化の衝撃~」
はご覧になりましたか?


今まで光のあまりあたってこなかった
不妊治療を社会に啓蒙する意味では良かったと思うのだけど、
すごーく暗い、重たい雰囲気の内容でした。

いま現在、治療をしている人にとっては、
だからどうしたらいいの・・・?
と感じてしまうような・・・

「どうしようもない」

という切り口で語られてしまうと、
ちょっとつらい気がしました。


卵子老化に対しては
現代の最先端の医学でも解決できないことが
強調されていました。

それは事実です。


でも、だからこそ、
できることを積み重ねていくことに
意味があるとも思います。





ぼくは、基本的に
「選択」や「出来事」
そのものに良し悪しはないと思うのです。

それよりも、
自分がした選択や、
あるいは起きた事実を
どうしていくのかということの方が大事。


自分の人生をハッピーにしていくのは
他の誰がしてくれるわけでもない
自分自身だと思いませんか?

だから、
悔やんだり、
やり直したいと願うよりも、
いまあることを
より良い方向に
持っていく努力や考え方をするほうが
とても大事だと思うし、
そうしたいと思っています。


みんなそれぞれ
いろいろな考え方があって
良し悪しはないのだろうけど、
ぼくはそんなふうに思います。


いまの現実は現実。
でも、その現実を「しあわせ」にして行きましょうね。



ぼくの好きな詩をひとつ。




「星とたんぽぽ」      金子みすゞ


青いおそらのそこふかく
海の小石のそのように
夜がくるまでしずんでる
昼のお星はめにみえぬ。

見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ。


ちってすがれたたんぽぽの、
かわらのすきに、だァまって、
春のくるまでかくれてる、
つよいその根はめにみえぬ。

見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ。