漢方の考えでは1日のなかで、
体の働きが決まっています。
子午流注(しごるちゅう)といって、
もともと鍼灸でよく用いられます。
漢方の時間の流れ
東洋の時間は1日を12に分けて数えます。
最初の子の刻は23時から始まって、
2時間ごとに子の刻、丑の刻、寅の刻・・・
と進んでいきます。
その2時間の真ん中を正刻というのですが、
昼の十二時を正午というのは
午の刻の真ん中(正刻)だからなんですね~。
よく怪談で
「草木も眠る丑三つ時・・・」
というのが出てきますが、
それは、
2時間の丑の刻をさらに30分ごとにわけて
一つ、二つと数えていくからです。
丑三つ時というとだいたい午前二時半くらい。
で、子の刻、丑の刻、寅の刻・・・
とそれぞれの時間には、
体のどの働きがよく動くのか、というのを示したのが
子午流注です。
この時間帯によって体の働きがちがうということは、
現代医学でも取り入れられるようになってきています。
サーカディアンリズム(概日リズム)
といいます。
例えばホルモンもどの時間帯に分泌されるかというのが
おおよそ決まっているんですよ~。
この1日の体のリズムを利用して
時間薬理学という分野もできています。
何時に飲むとよく薬が効く、
とか
何時に使うと副作用が少ない
ということを調べて、
薬を使用する時間を調整することで
抗ガン剤などの副作用を
軽くすることもできるようになってきています。
この1日の流れについて、
詳しくは次回に。
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