漢方の勉強会〜臓腑弁証〜 | 堀江昭佳オフィシャルブログ「『こころ』と『からだ』の悩みを解決する しあわせ女子のための処方箋」Powered by Ameba

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婦人科漢方専門・子宝のスペシャリスト 堀江昭佳が、西洋医学、漢方、心理学の3つの視点から、こころとからだの悩みを解決する方法をつづります。
「からだを整えるとこころが整い、結果的に夢が叶う」
そんな考え方を大切にしています。

今日は、中医師の劉怜先生をお招きして
堀江薬局の社内勉強会をしました。



テーマは臓腑弁証

臓腑弁証(ぞうふべんしょう)というのは
中医学(中国漢方)の病気を判断する方法のひとつで

五臓六腑の働きと
お互いの生理的な関わり合いを知り
病気や症状がどうして起こってるかを判断する


ものです。


たとえば、不眠を例にとってみると
一口に「不眠」といっても、

イライラしてる興奮してる不眠なのか

夢は夢でも悪夢を見てしまう不眠なのか

疲れているのに眠れない不眠なのか


とかイロイロなタイプがあるわけです。

漢方では原因がすべて異なると判断するので
対処する方法が全く違います。


不眠でなかなか寝付けなくて、
夢をたくさん見てしまう。
顔色や唇の色もあんまり良くないし
舌を見てみると先っぽが赤くなってるぞ・・・


なーんて症状だと
肝心脾肺腎の五臓の中でも
「心」の血虚が原因だと判断して
天王補心丹(てんのうほしんたん)という漢方薬を選ぶんですね。

ざっくり言うと中国漢方はそんなふうな理論に基づいて
実際に使う漢方薬を選んでいきます。
でもって、
その判断する方法や理論の1つが臓腑弁証というわけです。


中国漢方は感覚で選ぶわけではなく
理論建てがはっきりしています。
病気や症状の説明が明確にできて
漢方薬を選ぶ基準がしっかりとあるので、
ボクは好きです。

劉怜先生のお話はとってもわかりやすくて
基本に立ち返った勉強ができました




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