多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)③ 5%減量が効果的 | 堀江昭佳オフィシャルブログ「『こころ』と『からだ』の悩みを解決する しあわせ女子のための処方箋」Powered by Ameba

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婦人科漢方専門・子宝のスペシャリスト 堀江昭佳が、西洋医学、漢方、心理学の3つの視点から、こころとからだの悩みを解決する方法をつづります。
「からだを整えるとこころが整い、結果的に夢が叶う」
そんな考え方を大切にしています。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
最近増えている不妊症の原因であることは
書いてきました。



多嚢胞性卵巣症候群のネックレスサイン



病院での治療もありますが、
自分でできる方法もあります。

病院での治療の流れでも
最初に挙げられている
生活習慣の改善が
とても大事で有効です。


★体重を減らす★

これは体重や体脂肪が平均より多い場合に
特に有効です。

どのくらい減らすかというと

体重の5%の減量

もし体重が60kgだとしたら3kgです。
そんな大変な数字ではないでしょ?
そしてこれをキープすることです。

実際に運動と食事量のコントロールでの
減量だけで排卵障害の方が
自然排卵できるようになったことも
よくあります。

ただし!
極端な食事制限や
過激なダイエットは逆効果です。
また減量後のリバウンドも大きな悪影響を与えますから、
必ず正しいダイエットを行いましょう。


ちなみに体重の5%減量すると
なぜよいかというと
脂肪細胞が善玉ホルモン(アディポネクチン)を
多く出してくれるようになるからです。


この善玉ホルモンは、
多嚢胞性卵巣症候群の原因であるインスリン抵抗性を改善します。
その結果、
良くなっていきます。