重陽の節句
です。
重陽の節句は菊の節句ともいいます。
九は陽数の極で、
その九が重なるので重陽（ちょうよう）。
ものすごくおめでたい日とされています。
（本来は陽が強すぎて不吉とされてたんだそうですが）
五節句といって
桃の節句や端午の節句と並ぶ位置づけなんですけど、
存在感がすっかり薄くなっちゃってますよねぇ。
明治くらいまでは日本でも
菊を飾って、
菊の花びらを浮かべた酒を酌み交わして
お祝いしていたそうです。
中国では菊の花は不老長寿の薬として信仰されていて、
日本にも８世紀ころにお薬として入ってきました。
実際に漢方では
菊花は生薬として使われます。
炎症を鎮めたり、
目の充血・かすみに効き、
肝機能を高める薬効があります。
有名なところでは杞菊地黄丸という漢方薬に入っています。
一般には仏壇に供えるお花って印象しか
なかったりするかもしれませんけど・・・
もともとボクも重陽の節句なんて全く知りませんでした。
エッヘン
↑
いばるなってカンジ？
重陽の節句を知ったのは
チャン・イーモウ監督の「王妃の紋章」って映画を見てからです。
チャン・イーモウ監督の作品は
HEROやLOVERSとかがすごく映像がきれいで
大好きだったんですが、
この王妃の紋章は桁違いに豪華絢爛
ハリウッドの数分の一の制作費で映画を作れる中国で
５０億円くらいかけているだけのことはあります。
あの衣装と舞台設備を見るだけでも価値があります。
とは言っても、
話の内容は支離滅裂で
もーめちゃくちゃだったりするんですけど・・・
チョウ・ユンファとコン・リーの二人の存在感で
救われている感じです。
特にコン・リーの迫真の演技は唸らされます。
映像的には一見の価値ありなので、
よかったら見てみてください。
あ、
この映画のクライマックスが重陽の節句なんですよ～。
それを言いたかった（笑）
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