700万個からたった400個!?〜妊娠力って何? 年齢編②〜 | 堀江昭佳オフィシャルブログ「『こころ』と『からだ』の悩みを解決する しあわせ女子のための処方箋」Powered by Ameba

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婦人科漢方専門・子宝のスペシャリスト 堀江昭佳が、西洋医学、漢方、心理学の3つの視点から、こころとからだの悩みを解決する方法をつづります。
「からだを整えるとこころが整い、結果的に夢が叶う」
そんな考え方を大切にしています。

女性は年令と共に妊娠力が低下してしまいます。

どうしてなんでしょう?

それは、
卵巣にある原始卵胞の数・力によって妊娠力が大きく左右されるからです。


卵子と卵胞ってこんがらがって、
区別がよくわからなくなりますよね。

1つの卵胞という袋の中に1つの卵子が入っていると
思ってもらえばいいかな、と思います。
そして原始卵胞というのは、
卵胞のもとになるものです。



男性の精子は思春期以降作り続けられるのと違い、
女性の卵胞の数は生まれたときに決まっています。


お母さんのおなかの中にいるときには700万個もの原始卵胞があります。
それが、生まれた後には200万個に減り、
そのあと思春期に生理が始まるころには
なんと30万個にまで減ってしまうのです!!目


その30万個の原始卵胞の中から約1000個の卵子が選ばれ
3ヶ月かけて成熟していきます。
さらに月経がはじまる頃には、その中から約20個ほどが選ばれ
そして最後にその中から1つだけが選ばれるんですね。
この最後の1つを主席卵胞といって
この卵胞だけが排卵します。

それ以外の999個は消えてしまいます・・・汗


競争率1000倍という超難関の厳しい選抜を
がんばって、がんばって勝ち抜いた卵子だけが
精子と出会って受精するチャンスを手にするのです。

$縁結び出雲の子宝ブログ



東大入学よりすごいよね。

あなたの卵子はそんな厳しい競争を
勝ち抜いてきたエリートなんです。
そう思うとすごいと思いません?



がんばったね~!
って排卵する卵子をほめてあげたくなります合格



初潮から閉経までの約40年間
この選抜試験は続けられます。
生理が年に12回、
一生で約400回あったとしましょう。

排卵できる卵子はわずか400個しかありません。



初潮のときに30万個あった原始卵胞は
1回の生理のたびに1000個ずつどんどん減っていきます。

1年経つと1万2千個
10年で12万個もの原始卵胞が消えていきます。
40歳になったころには残っているのは・・・




この原始卵胞の減少が妊娠力の低下につながります


AMH(抗ミュラー管ホルモン)検査といって
あとどのくらい原始卵胞が残っているか調べる検査があり、
最近では行う不妊治療施設が増えてきました。


AMH検査については、また次回取り上げますね。



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