ブログの更新を休んでいた間というのは、ほぼ、いただいていた本の仕事で多忙を極めていた時期と、そこから離れて、心身のコンディションを回復させるのに集中していた時期でした。
本のお仕事は、かなり多忙ではあったのですが、エキサイティングでやりがいもあったので、今思うと不思議なくらい元気にしていました。
太極拳のお稽古に関しては都合をつけてもいい(休んでもいい)としていたのに、滅多にそういうことにはなりませんでした。
自主練の時間は激減しても、県大会にも出場していて、ちょびっとだけ点が上がって、ほくほくしてたくらい(;^_^A。
ところが2018年の前後になって、疲労のツケが回ってきました。
1月末ころだったと思うのですが、お稽古中、身体が動かなくなり、お稽古時間の半分を見学にしたことがありました。
套路を一回休んで復帰、ではなくて、後半まるまる動けないなんてことはそれまで経験したことがありません。これはヤバイと直感しました。
このこともあって、ハードだった本の仕事は2018年3月に一区切りをつけましたが、まず参ったのは、それ以前のスタミナが全く回復しないことでした。
何が困るって、お稽古できない……。お稽古がしたいのに、身体が動かないのですからどうしようもありません。
更年期障害の症状もあったので、知人のすすめもあり、今の自分の状態に合わせた漢方薬を処方してもらうことにしました。
漢方の薬剤師さんには、疲労が酷いから、ちゃんと休めと言われていたのですが、もともと不眠症の傾向があるから、身体が疲れないと眠れないんですよね。
なので、スタミナ回復はもちろんですが、眠れるようにするためもあって自主練を復活。声がかかれば講習会や練習会にも参加させてもらうようにしました。その甲斐あってか、ようやく今年の4月くらいには、何とか2時間持つまでにスタミナを復活。
前回書いた48式太極拳は、スタミナをつけるという意味では本当に効果的でしたね。
それから、柔軟性の後退も悩ましいことでした。
まぁ、それまでも、いろいろと試してはみるものの、はかばかしくないんですよ。で、前回書いたように「どうせ身体スペック低いもん!」と開き直って(やさぐれて)るわけなんですけど。
去年、県大会前に24式を見ていただいたときに、ある先生に
「足が弱い」
という指摘を受けました。それで、試行錯誤をするのですが、良くない動かし方のまま、足そのものをりきませすぎたことが響いて、膝を痛めるという最悪の事態発生(´;ω;`)ウゥゥ。
2018年の県大会の後に、基本的な歩法の問題点を教えてもらったので、そこから地味なフォーム改善と、膝の痛みをこれ以上悪化させないことだけで精一杯。
義母の捜索をしていたころに、一度、膝の痛みが軽くなったのですが、スタミナの回復と実技チェック前の自主練の後、再度、膝痛悪化。
しかも、今回は、サポーターをしたくても、皮膚がひどくかぶれてしまうので、サポーターが使えないという事態(号泣)。
それで、サポーターを使わずに膝痛を回避するにはどうしたらいいか?というところから、根本的に膝の使い方は正しいのか?を検証するという流れに至り、いくつか整体の動画を参考にケア方法を実践することに。
(動画だけではなくて、結局、本も買っちゃいました)
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バレエと太極拳はもちろん違うものではあるのですが、
肩を下げる、目線、体幹など、注意を受ける身体の使い方に共通項がとても多いですし、可能なら、足は高く上げたいし、柔軟性も欲しい。
太極拳が上手な方の中には、バレエから転向された方や、空手や柔道をしていた方が多いですし、自主練や全国大会でお会いした先輩の中には整体のお仕事をされている方もいます。
仕事での安全性のためにも、今まで身体のつくりの知識を意識してなかったわけではないですが、まだまだ知らないことがたくさんあるのを、自分の身体で勉強するみたいな作業をしています。
前もそうだったのですが、身体の痛みって、何かを教えてくれているサイン(だからといって、体をむやみに痛めていいっていう話じゃないですよ)。
目的から逆引きする方法って、無駄が少ないことが多いのですが、
膝痛解消というキーワードから、たどり着いた整体のテクニックのいくつかは、やさぐれてる私でもできて、少しずつですが、効果も出始めています。
開脚前屈(まだ120度くらい?)で、肘がつく状態が復活したのですが、もうそれだけでも、小躍りしちゃうくらい嬉しい♡
アラフォーでまったく運動経験がないところから始めて、何かよくわからないけど太極拳が本当に好きになって、さらに10年経って、アラフィフで(特に精神的に)次の段階にたどり着いた感じがちょっとあるんですよね。
まだそれを上手く言葉にはできないんですけど。
本の話が出たので、本の仕事に関して私が師匠と仰ぐ方が尽力された新刊をご紹介します。
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朝鮮戦争と日本・台湾「侵略」工作 (PHP新書)
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こちらは、昨年、APA日本再興大賞を受賞された江崎道朗先生の最新刊です。終戦直後の日本に何が起きていたのか、緊迫する朝鮮半島情勢、香港、台湾など隣国との国際関係を考える上で知っておくべき事柄が綴られています。
江崎先生は、単に日本は悪くない、日本は悪いといった極論に走ることではなく、歴史として残る事実から学ぼうという姿勢を貫かれています。ご興味がありましたら、先入観をできるだけ持たずに、まずご一読されてみてください。
私も頑張って読了しなくちゃ!