往年の刑事ドラマに「特捜最前線」という作品がありました。
今だと「相棒」に登場する「特命係」は窓際の閑職、になっていますが、
このドラマの「特命捜査課」は全警察官憧れのエリート集団のチーム。
そのトップである神代警視正を演じていたのが、昨日亡くなられた二谷英明さんでした。

「特捜最前線」というドラマは、正義とは何か、理不尽さ、真面目さというものを考えさせられることが多い作品だったと記憶しています。
真面目であることがカッコ悪い、「ダサイ」と言われていたときでした。
「真面目であること」「誠実であること」
そのカッコよさ、胸をはっていいんだと、勇気づけてもらったのです。
今見ても、じわっと心に沁みる作品がいくつもあります。

テレビ雑誌にもよく出ていた話ですが、ロケ先に行くと本物の警察官の方に
「憧れです!」等々と、まるで特命捜査課が実在しているかのように話しかけられることがとても多かったそうです。
知性と品格。
暴力的な力ではなく、罪を憎んで人を憎まずという姿勢。
尊敬を持って部下に慕われ続けた理想的な指揮官でした。

そんな神代警視正を演じた「特捜」をライフワークとしていた二谷さん。
その作品のファンになったことで、「ご縁」という名の宝物をたくさんいただくことができました。

心から感謝をこめて、御礼を申し上げたいと思います。