トイライズ-01 キングエクスカイザー(1) | といず・くろすおーばー!

トイライズ-01 キングエクスカイザー(1)

 今日のといず・くろすおーばーは!

 蘇る巨大合体! T-SPARK・TOYR!SEシリーズよりキングエクスカイザーをご紹介!

キングエクスカイザー

 サンダァァァ……フラァーッシュ!!

 

 

○解説

玩具解説

 キャラクターについてはこちらを参照。2025年3月29日発売。

 エクスカイザーとキングローダーが合体しキングエクスカイザーとなるギミックを実装。オプションパーツはカイザーソードのみで、エフェクトやスタンド類は付属しない。

 事の起こりは2024年5月。静岡ホビーショーにおいてタカラトミーのハイターゲット向け新レーベル「T-SPARK」の設立が発表され、「鋼鉄機神(アダマスマキナ)」「REALIZE MODEL(リアライズ)」「TOYR!SE(トイライズ)」「メタモルバース」「PROJECT:M「シナジネクス」の6ブランドを擁することが明かされた。

 その内「TOYR!SE」は「大人がガシガシ遊べるホビーライン」をコンセプトとしており、第一弾としてキングエクスカイザーの試作品が展示された。

 この時点でTFで言うところのコマンダークラス(シージ以降の定義)相当のボリュームがあり、後日発売予定のガオガイガーシリーズより巨大らしいということが話題となった。

解説

 そして予約開始となった2024年7月5日。この時点でエクスカイザーが「ブロック状に折りたたまれてキングエクスカイザーの背中から挿入される」仕様であることが判明し、物議を醸すこととなる……

 

 

何はともあれエクスカイザー車

前後ろ

 かっちりとまとまったビークルモード。さすがに肩関節にストッパーがあった「DX巨大合体キングエクスカイザー(1990)(以下DX)」に比べれば調整を要するが、ロボットモードの前腕左右間、並びにルーフ間に固定ジョイントが設けられており、「MP-B01キングエクスカイザー(2005年)(以下MP)」に比べると形状維持が楽。

 この時点でルーフ後方にキングエクスカイザー牽引用の穴がないとか、車体後部中央にスラスターっぽいものがない(あるにはあるがルーフからのパーツで塞がっている)とかも注目すべきポイントかも知れないが、何より佇まいが劇中よりMPよりDXに近い印象を受ける。

 

 

比較

比較

 MPとの比較(DXは昔持っていたけど手放してしまったので……)はまた後程。

 現在のTFで言えばコアクラスとデラックスクラスの中間くらいとなる。

 

 

チェーンジ!

ダッシュ

 ギミックと言えば転がし走行くらいのものなので、早速変形。

 

 

ロックオフ

 まずサイドパーツのジョイントを外す。劇中の順番と違って肩アーマーから伸びるバーパーツを動かさないと変形が始まらない辺りにDXの遺伝子を感じてしまう……

 

展開展開

 脚は一旦シンプルに展開して、フロントウィンドウの一部を足首から下にするのは従来通り。さらに内側の白いピラー(?)も折りたたむ。このピラーパーツは巨大合体の時に使うもの。

 

起立裏面開く

 車体を立たせてルーフの後端を内側に折り曲げたら腕部を展開。

 劇中・DXでは肘をクランク状に、MPでも上腕と肘をそれぞれ別方向に直角に曲げることで拳側が外側(車体後方)に向くようになっていたのだが、TRでは肘関節が外に向く形に改められている。

 

 

下ろすぐわっとばくん

 下唇を噛んでいるようだった胸部のライオンヘッドの位置を整えて眉毛のゴールドVラインが繋がるようにして変形完了!

 

 

エクスカイザー・ロボットモード

前後ろ

 ちょっと肩回りがゴツい気がするけど、全体的に悪くない雰囲気。

 

 

大きさ比較

比較

 やはりコアとデラックスの中間くらいのボリューム。

 

 

頭部

バストアップ横

 造形や塗装は特に問題なく、回転もスムーズ。

 

見上げ俯き

 見上げる角度はさほどでもないが、張り出した胸ライオンを乗り越えて俯かせることが出来るのでアオリの撮影の時に助かる。

 

 

アクション

アクション

 肩は前後回転の他、変形の都合もあって肩アーマー事跳ね上げることが可能。

 肘も変形の都合で二重関節になっているが、DX・MPと曲げる方向が異なるためか、肘が逆向きに曲がらないようストッパーがかけられている。

 肘がロール可動もこなす他、手首も回転する。

 

 

下半身開脚

 膝下が長いのでやや厳しいが片膝立ちも可能。

 足首はボールジョイントで接地性が高い。

 

飛び蹴り

 大腿ロールも備えており、飛び蹴りポーズも決まりまくる!

 

手首

 なお拳穴の径は3mmなのでコアクラスとかサイバーバース(DOTM)の武器とか持たせることが出来たりする。

 

 

MP(右)との比較・ビークルモード

比較

 MP版が全長約8.5cmに対し、TR版は約10.0cm。

 なおTR版はボンネットのライオンマークがタンポ印刷・ステッカーともに再現されていない。後述の合体ギミックを考えると高確率で擦れる部位だし……

 こうして見るとTR版はより平面的でフロントノーズが比較的短くなっており、繰り返しになるがDX版に近いプロポーション解釈になっているように思える。

 アニメーション設定に近いのはMPの方。

 

 

ロボットモード

比較

 MP版が全長約9.5cm、TR版は約11.5cm。

 TR版は胴体ブロックの腕付け根周辺が大きく張り出しており、だいぶ肩幅が広め。

 MP版が首・肩・肘・股間・足首にボールジョイントを用いていたのに対しTR版は足首以外は軸可動の組み合わせとなっており、より信頼性が高い構造になっている。

 一方MP版と異なりTR版は腰が回転しか出来ず、前後屈での表情付けが出来ないと言った短所もある。

 

 

 

キィングローダー!!

キィングローダー!

 そして召喚。

 

 

 

キングローダー

前後ろ

 第一印象は「何か平べったい……?」だったりする。

 基本的なデザインはこれまでと共通なのだが、バックパックの変形解釈を変えているおかげでバックビューがちょっと新鮮。

 

武器

 カイザーソードは適当な5mmハードポイントに着けておこう。

 

 

MP版(右)との比較

比較

 TR版は約28.5cm。MP版が約25.5cmなので順当に巨大化はしている。

 ただし車体全高はどちらも約6cmなので、TR版は比較すると車高が実際に低くなっている。車体本体の上下厚(キングエクスカイザーの胴体前後厚)が抑えられていることや、後の超巨大合体を見越すと前輪周辺の厚みも相応に抑えられていることにより、後輪フレーム(キング上腕部)の解釈が変わっているのが平べったい印象の原因。

 

比較

 MPやDXでは肘を垂直・水平の二軸で折りたたんで前腕のホイールを接地させているのに対し、TRでは肘を水平に曲げた後に前腕のクランク関節でちょっと前腕の膨らみを変える程度に留めているのだ。

 

 

比較

 また、パッケージ内ではどちらもビークルモードで梱包されているのだが、後述するように変形ギミックが大きく変更されているため、キングエクスカイザーの肩アーマーの赤がキングローダーでは上を向くように配置されているのも、初見で戻し変形をする時に戸惑うポイントかも知れない。

 

 

変形!

天面

 いきなり甲板とウイングを外に開く。中からヘリチェンジャー2が出てきそうだが、実際は肩アーマーが詰まっているのでマイクロンを入れる隙間もない。

 

反転まとめて

 中央カバーを跳ね上げて前方を180°捻り、同時に前方側面カバーを外してウイング付け根に設置。残るユニットはキャノン砲になる。

 

合体

 エクスカイザー車とカイザーソードを装着して、腕の位置を内側に寄せると変形完了!

 

 

キングローダー・ジェットモード

フライト後ろ

 MPで設定されたキングローダー・フライトモード(合体バンク途中の飛行状態。前期OPでも)をさらに膨らませたもの。エクスカイザーの乗せ方がダ・ガーンジェットを思わせて面白い。

 一方この状態だとコロ走行ができない。

 カイザーソードの状態を見ても分かる通りこのまま前半部を180°回転させても問題なかったりするし……

 前腕とサイドスカートの間のロック機構はこの状態でのみ有効。

 

 

さらにチェンジ

開いて

 このまま四肢を四方に広げてウイングの位置を整えて。

 

 

ベースモード

ベースモードベースモード

 TFでもよくある、面積を増やして「陣地」を作る感じの基地モード。

 一応ウイングと脚部が航空系マイクロン用の甲板とかに使えそうではある。

 また先日公開されたTRドラゴンカイザーもさりげなく基地モードになるようで、司令タワーの類はそちらが担う模様。

 

 

載せて立たせて

 あくまでも単体だと簡易陣地といった趣き。マイクロンやマイクロマスターたちを連れてこよう。

 

 

合体そしてフォームアップ