S.H.Figuarts 腑破十臓 | といず・くろすおーばー!

S.H.Figuarts 腑破十臓

 今日のといず・くろすおーばーは!

 シンケンレッドのライバル、SHFより腑破十臓をご紹介!
といず・くろすおーばー!-十臓

 この裏正、逆刃こそが本性でな……



○キャラクター解説
といず・くろすおーばー!-ちゃき

 200年前、一人の侍がいた。人斬りの快楽に魅入られた彼は、死病に侵され妻に止められながらも辻斬りを止められずにいた。

 そんな彼の前に、一体の外道衆が現れる。筋殻アクマロを名乗るそのアヤカシに妖刀裏正を授けられた彼は、ままならぬ体に見切りをつけて生きたまま三途の川に入り、外道へと堕ちた――はぐれ外道、腑破十臓の誕生である。




といず・くろすおーばー!-すら

 2009年度第33代スーパー戦隊「侍戦隊シンケンジャー」に登場した、はぐれ外道の一人。半分人間であるため、水切れ(人間界では体内の三途の川の水が干上がってしまい体が崩壊してしまう現象)を起こさない、頭領・血祭ドウコク「縛りの術」が不完全にしか効かないといった特性を持つ一方、命を一つしか持っていないため二の目発動による巨大化能力は持たない。

 武器は長剣「裏正」。十臓を斬り合うに値する相手の元へと誘導する性質を持つ妖刀で、峰側に岩をも滑らかに両断する“本性”を備えた両刃剣。

 骨の髄までバラバラになるような斬り合いに快楽を見出す性質で、影武者としての自身に虚無感を抱いていたシンケンレッド=志葉丈瑠を己に見合う相手と見定めて執着する。基本的にクールで戦い以外に興味を持たないが、戦いのためならドウコクらに一応筋を通しておいたり、成り行きで約束した通り梅盛源太の寿司を食ったり(しかも味を気に入る)と、妙に律義な一面も見せる。

 一度はシンケンレッドとの決闘の末に裏正を折られて敗北して、折れた裏正を眺めては戦いの快楽を反芻する日々を送っていたが、裏正の修復を条件にアクマロに雇われ、再びシンケンジャーの前に姿を現す。

といず・くろすおーばー!-アクション

 アクマロの目的は、この世とあの世をひっくり返して地獄を顕現する「裏見がんどう返し」にあった。それは直線状に六道に関する苦しみの楔を打ち込み、中心を「人と外道の間にある存在」が切り裂くことで成立する儀式であり、アクマロは200年前からこの儀式の締めを担うに相応しい人材として十臓に目を付けていたのだ。

 アクマロは囁く。十臓が知らずに人斬りに使い続けてきた裏正こそは十臓を止めようとした妻を変化させたものである、妻を成仏させたければ儀式に協力せよ、と。

 しかし十臓は手にした瞬間から裏正の正体を知りながら人斬りを続ける「アクマロ以上の外道」に成り果てていたために裏見がんどう返しは失敗に終わり、用済みとなったアクマロは十臓に斬られた上にシンケンジャーに倒されることとなった。



といず・くろすおーばー!-くる

 そして真の志葉家当主・志葉薫の登場で全てを失ったと感じた丈瑠の前に十臓は姿を現し、誘いかける。

 戦いの快楽以外の、この世全てが幻なのだ――と。

 しかし昼夜を分かたぬ戦いの末、致命傷を負った十臓が見たものは、丈瑠に駆け寄り外道から引き戻そうとするシンケンジャーの姿と、己の足に縋りつく妻・裏正の幻だった。

 人斬りとなった日から目をそらし続けてきた、望んでも得られぬ絆に直面することとなった十臓は、人と外道に断ち割られて消滅したのだった――




といず・くろすおーばー!-最期

 デザインモチーフは猩々。

演じるは唐橋充氏。「仮面ライダー555」の海堂直也、「ウルトラギャラクシー大怪獣バトルNEVER ENDING ODYSSEY」のキール星人グランデを演じており、「シンケンジャー」出演で三大特撮シリーズ全てにレギュラーで関わったこととなる。

 独特の間で見るものを惹きつける俳優であると同時にイラストレーターとしても知られ、「仮面ライダーカブト」や「特命戦隊ゴーバスターズ」ではイラストを提供している。



○玩具解説
といず・くろすおーばー!-内容物

201226日~49日受注、623日発送。スーパー戦隊シリーズの怪人としては初のフィギュアーツ化を果たした。

同日発送物にはS.H.Figuarts仮面ライダーなでしこ」などがある。
 ただし6月発送分のうち十臓と「魔戒可動・魔導馬ライゴウ」とのみおまとめ注文した場合、一週間早く発送されたケースがあり、同じく6月発送分「S.H.Monsterarts リトルゴジラ」「ULTRA-ACT アンドロメロス」「フィギュアーツZERO バーナビー・ブルックスJr.」などの発送延期に伴う支払い方法の自動切り替え(クレジットカード支払い→代引き)といったトラブルが発生していた。







といず・くろすおーばー!-前
といず・くろすおーばー!-後ろ

スタイリング


 赤い部分は全てクリアパーツ。背面に思いの外シャドーが吹かれていて茶色くなっている。全身の突起は軟質素材製。



頭部
といず・くろすおーばー!-フェイス
といず・くろすおーばー!-ハガー

 フードは着脱可能……というか、指を引っ掛けたら簡単に外れ、簡単に戻すことが出来た。

 ただ、元々外す仕様になっているわけではなく、中にはほとんど固定が利かずにぽろぽろとフードが落ちてしまう個体もあるらしいので、試す際は自己責任で。

 それにしても、素顔がえぐい……。



クリアの内側
といず・くろすおーばー!-肩
といず・くろすおーばー!-腿

 肩と腿のクリアパーツはよく見ると骸骨面。




といず・くろすおーばー!-背部

 何も装備していない状態での背面。背骨モールドがなかなか素敵。

といず・くろすおーばー!-ホルダー

 右肩甲骨に爪のような形状の鞘ホルダーを装着。このホルダーも軟質素材製。


といず・くろすおーばー!-鞘

 そして鞘を二点固定し、裏正を差す。裏正の鞘は硬質素材の細ピンで固定されるため、強度的には気をつけたい部位。



肩アーマー
といず・くろすおーばー!-肩周りA
といず・くろすおーばー!-肩周りB

 独特の形状の肩アーマーは、肩関節前面と多軸ジョイントで接続されている。これはフィギュアーツの手首に使われているものと同じ関節で、アーマーの向きを三次元的に変更できる。



アクション
といず・くろすおーばー!-腕

 上記ジョイントの効能により、こんな肩アーマーでありながら腕を水平まで上げることが可能。


といず・くろすおーばー!-下げる
といず・くろすおーばー!-上げる

 そのまま腕を上げれば上写真のような肩の向きになるが、ジョイントを調整することで下写真のように肩アーマーの向きを維持できる。

 これにより、アクションフィギュアにありがちな「腕を上げたら肩アーマーの向きが大きく変わってしまう」という欠点を解消している。



下半身
といず・くろすおーばー!-下半身

 腰回りの軟質装甲が干渉するものの、膝立ち程度なら充分こなす。

 足首は一軸ボールジョイントで抜けやすいのが難点。



手首
といず・くろすおーばー!-平

 こちらは平手。

といず・くろすおーばー!-持

 そして持ち手。ともに両手分が付属。

 デフォルトの握り拳と合わせて手首の数は三種六個。材質はかなり柔らかく、交換が容易で裏正保持も融通が利きやすい。



裏正
といず・くろすおーばー!-裏正

 200年間夫の手により人斬りに加担しながら、夫とギリギリの斬り合いが出来て外道堕ちしかけたら仲間が助けてくれそうな人材を探しては誘導していた、十臓の妻。

 ちなみに劇中プロップでは竹光の峰を赤く塗っただけの超アクション用(峰がギザギザしていない)があったりする。


といず・くろすおーばー!-その長さ

 硬質プラ製で、鋸状の逆刃もシャープに再現。身の丈ほども、というと誇張気味だが、肩の高さまで届く長さ。扱いを間違えると折れそうで怖い。

 こちらの通常バージョンは鞘に差すと固定出来る。


といず・くろすおーばー!-比較

 シンケンマルと比較すると倍くらい長さが違う……



折れた裏正
といず・くろすおーばー!-折正

 中盤の決闘で丈瑠に折られた状態の裏正も付属。こちらも鞘に差すことは出来るが、固定は出来ない。



蛮刀毒泡沫
といず・くろすおーばー!-毒泡沫

 アクマロに雇われていた時期に代用品として与えられた刀。裏正ほどの長さがないため使いづらかった様子。

 プロップはアヤカシ・オイノガレの武器・油坏滑蛮刀をリカラーしたもの。……オイノガレってどんな奴で、油坏滑蛮刀ってどんな色してたっけ……



アクション!
といず・くろすおーばー!-ドスッ

 個人的に最も印象に残っているのは第二十六幕「決戦大一番」の決闘。

といず・くろすおーばー!-ぽろっ
といず・くろすおーばー!-がし

 右肩を貫かれたシンケンレッドが、落としたシンケンマルを左手でキャッチして――

といず・くろすおーばー!-ずばーん (あ、裏正の向きが)

 そのまま自ら刀に貫かれながら接近、腹部に一閃!

といず・くろすおーばー!-ずばばーん

 そして力任せに裏正ごと逆袈裟斬り!



中の人繋がりで


といず・くろすおーばー!-Standing by

【Standing by】

といず・くろすおーばー!-Complete

【Complete】

 ファイズドライバーを装着する際は、腰回りの装甲を外しておく必要がある。

といず・くろすおーばー!-剣客

 幕末の、心をすり減らしていた人斬り抜刀斎ならもしかすると裏正センサーも働いたかもね!



というわけで、腑破十臓でした!
といず・くろすおーばー!-まとめ

 戦隊怪人初のフィギュアーツ化ということで注目されていましたが、かなりのハイクオリティです。

 とりあえず本レビューでは主にシンケンレッドと絡めて遊んでいますが、適当な剣豪アクションフィギュアと絡めてもよし。

 この調子で戦隊怪人のフィギュアーツも続けてリリースしていってほしいですね。特にバスコとブラジラ様は是非。