S.H.Figuarts 仮面ライダーナイト&ダークウイングセット(後編)
換装
ダークウイングは頭~胸部とそれ以外の部分を分離可能。マントパーツと交換することで……
迫力ある造形が魅力だが、PVCのパーツがみっしりと集まるためなにはなくとも非常に重い。マントの後端を設置させれば自立は可能。
両端部はボールジョイントで可動する。エンペラーキバ/ダークキバ
のマントに近い処理だが、パーツが大きい分迫力も段違いだ。
しかし劇中のように、布を前方に回り込ませるのはさすがに無理。
ファイナルベント・飛翔斬
ウイングランサーを構え、ダークウイングと合体して空高く舞い上がり――
マントをドリル状に巻きつけて突撃! 5000APの威力を誇る必殺技で、一度にモンスター3体以上を貫いたこともある。
ウイングランサーを軸にした攻撃ではあるが、演出上「マントを纏ったライダーキック」とも言われている。
視聴者の誰もが「あ、これは玩具再現は無理だ」と諦める必殺技だったが、今回は4パーツ構成のドリルマントパーツをダークウイングに装着することで再現。
さすがにナイトの全身を包むだけのボリュームは確保出来ず、劇中完全再現には至らなかったが迫力は十分だろう。
ちなみに、マントパーツとダークウイング本体だけだとこんな感じ。
といず・くろすおーばー!
比較
左からfigmaウイングナイト、SHFナイト、装着変身ナイト。R&M版は未所持。
こうして見るとちょっとウイングナイトは緑がかってるかな……?
ウイングウォールを不完全ながら体の前に回り込ませられるのはfigmaだけ。しかし布素材はスケール的に目の粗さが出てしまうのが痛し痒し。
と言うわけでナイトでした!
龍騎系ライダーは、実はフィギュアーツとは最も相性の悪いライダーと言えます。
「仮面ライダー龍騎」放映当時の主力商品の一つだったR&M(Rider&Monster)シリーズのプレイバリューとして、モンスターフィギュアの体の一部を取り外してライダーに装備させるというものがあり、劇中では契約モンスターの体の一部を模した武器が供給されるという形で表現されていました。
しかし劇中でモンスターの体から武器を引っぺがすわけにはいかず、武器を装備したライダーとモンスターのコンビネーション技も登場したため、R&Mは結果として「武器を装備したライダーと契約モンスターを並び立たせることが出来ない」という致命的欠陥を抱えるに至りました。
「マグナギガの全てのパーツが余すところなく武器となる」R&M3仮面ライダーゾルダが高評価を得たのは、こうしたどうしようもない欠点を不可避のものとして度外視し、ギミック中心に評価する見方がメインとなったからでしょう。
しかし、ギミック志向の男玩であるR&Mシリーズならまだしも、コレクターズトイであるフィギュアーツでもこれを踏襲してしまったことで、実際にSHF龍騎
ではフル装備龍騎とドラグレッダーの並び立ちが出来ない(別体のドラグクローが付属するため昇龍突破は可能)という欠点を引き継ぐこととなりました。
そうした観点から見れば、ライダー本体+武器でパッケージングし、モンスターは別売りするという装着変身龍騎シリーズの販売方針は非常に理にかなったものと評価出来ます(figmaドラゴンナイトシリーズに装着変身EXミラーモンスターシリーズを絡ませるのも同じ)。
龍騎系フィギュアーツ第三弾の王蛇からはライダーのみの販売となり、モンスターが別売りとなる(推定)構成は、劇中再現という意味ではむしろ歓迎すべきことと言えるでしょう。
そんな中、1パッケージ内で理想的に武器を消化したのが、このSHFナイト&ダークウイングと言えます。
実はR&Mのコンセプトからちょっとズレており、放映当時も「武器装着系プレイバリューの低さ」を指摘されたナイトですが、その分劇中シーンを再現する際にパーツが足りないという事態が起きない、という(龍騎系としては)独特の利点が生じ、フィギュアーツ化に至り美点が最大限に増幅された……と言っても過言ではないかも知れません。
とりあえず、パーツの紛失には気をつけよう!(なんて〆だ)
一発芸、幽体離脱。




