ULTRA-ACT ウルトラマンガイア(V2)・前編
地球が生んだ大地の巨人、ULTRA-ACTウルトラマンガイア(V2)をご紹介!
Come on, Come on GAIA! Wow Wow GAIA!
1980年頃から世界各地で誕生した天才児たち。彼らは地球を滅ぼそうとする意思・根源的破滅招来体に対抗すべく生まれた存在であり、独自ネットワーク・アルケミースターズを結成して各分野で目覚ましい成果をあげた。
その一員で反重力推進機関リパルサーリフトの開発者でもある城南大学生高山我夢は、加速した量子に人の意識を乗せる実験中に「地球の意志」と出会い、大地の赤き巨人ウルトラマンガイアへと変身する能力を与えられる。
アナライザーとして地球防衛チームXIG(シグ――eXpanded Interceptive Guardians)に参加した我夢は、根源的破滅招来体の影響で出現する怪獣たちの分析を行う傍ら、実戦チーム(XIGは従来の防衛チームとは異なり作戦分野に応じた3人1組のチームが複数存在する)では対処できない事態に際しては、(勝手に専用機にした)シグファイターEXに搭載した手製の人工知能PALのアリバイ工作の元、ウルトラマンガイアとして戦う。
しかし彼の前にもう一人の巨人が現れる。アルケミースターズにおける我夢の先輩であり、海の青き光を得た藤宮博也――ウルトラマンアグルは、地球を救うために人類を滅ぼすという解に到達し、我夢と激しく衝突。
死闘の末、自身の解が根源的破滅招来体の干渉を受けていたことを知った藤宮は自らの光を我夢に託す。
そして生まれたのが、アグルの力を受け継いだ新たなガイア―ーウルトラマンガイア(V2)である。
「大決戦! 超ウルトラ8兄弟」ではウルトラマンが実在しない平行世界の高山我夢が登場。純粋でややナイーブな性格と彼の人格形成に大きな影響を及ぼしたと思われる天才的頭脳は健在で、現実と地続きの作品世界と従来のウルトラワールドの橋渡しの役を担った。終盤では幼馴染のアスカ・シンとともに平行世界のウルトラマンとしての自分に覚醒、ガイア(V2)へと変身した。
ガイアは我夢が光を得て変身が可能となった“人間ウルトラマン”であり、そのパーソナリティは我夢本人のもの。我夢が科学者だったために当初は自分のイメージ通りに体を動かせないこともあったが、自己鍛錬や陸戦肉体派チームハーキュリーズのしごきもあって中盤以降は安定した身体能力を得た。
アグルの光を得たV2は中盤以降の基本形態であり、パワーアップによってデザインが不可逆変化した初のウルトラマンと言える。
同時にウルトラシリーズ初のパワーアップ型フォームチェンジであるスプリームヴァージョン(SV)への二段変身能力も獲得しており、V2でダメージを与えた後SVでトドメを刺すのが基本パターンだが、V2のまま戦闘を終えることも多々あった。
また事実上地球出身のウルトラマンであるため地球上での活動時間制限はないが、異次元の地球ではエネルギー消費が激しいという弱点がある。
出身地:地球 身長:50m 体重:42,000t
飛行速度:マッハ20 走行速度:マッハ5.5 水中速度:マッハ1.2 潜地速度:マッハ1.5
ジャンプ力:1,200m 握力:70,000t(人間換算:70kg)
2011年10月28日発売。ULTRA-ACTの仕様リニューアル第一弾と言え、造形や可動の見直しがされている。
初回特典に「光臨エフェクト」が付属。一部店舗では取り扱いが無いため、注意が必要となる。
スタイリング
より筋肉質なプロポーションが特徴となった。そのため、気をつけ状態にすると若干の違和感が。
ウルトラマンゼロと。上腕や大腿のボリューム差が顕著。
これまでのULTRA-ACTがクセのないスマートな長谷川恵司氏体型、今回のガイアがスマートでメリハリのある権藤俊輔氏体型……と個人的には解釈してみる。
口元はウルトラマンBタイプを参考にしたとされるガイア頭部。こちらは通常版。
今回ULTRA-ACT初の試みとして付属する集光ヘッド。首の根元から交換する。
後頭部の一部がクリアパーツとなっており、ここに光を当てて目を光らせるというトランスフォーマーでお馴染みのアレ。
さらに照明を落としてライトのみ点灯。
思うに、頭部上の金色部をクリアにして、上から取り入れた光で目を光らせればよかったのでは……
上半身に軟質パーツを被せる形で再現。簡単に取り外せるので、まず接触面にトップコートを吹いておくとよさげ。
ライフゲージ(カラータイマー)を外す。
赤交換
ライフゲージの交換でエネルギー消耗状態を再現。
上腕のロール軸を露出させない、シンケンレッド などで見られた仕様。このため腕を内側に回す動きが苦手。
ULTRA-ACTは腕のラインに合わせた分割で上腕ロールを仕込むこともあるのだが、ガイアの場合はデザイン上無理だった模様。
カバーを取り外して代わりにアダプターを取り付けることで、魂Stageなどの3mm軸台座と絡めることが可能に。
空中戦のディスプレイも自由自在……と言いたいが、かなり長いアームが必要な気がする(笑)