S.H.Figuarts 仮面ライダーオーズ タトバコンボ
今日のといず・くろすおーばーは!
「ライダーは助け合いでしょ?」
800年前、ヨーロッパ某国の王が世界を手に入れるため、生物の力を封じたメダル・オーメダル(特にコアメダル)の力を用いて作らせた戦闘システム。
一方、人工生命の創造を目指して作られたコアメダルは1種族につき10枚作られた段階では何のアクションも起こさなかったものの、1枚抜いて9枚と言う欠けた数にした瞬間、欠けた部分を補おうとする欲望が生じてメダルの怪物・グリードへと進化。オーズは世界を飲み込もうとするグリードと、主にコアメダルを巡って対立することになる。
戦いの趨勢が決した頃、欲深き王は唯一協力的だった鳥系グリード・アンクからもコアメダルを奪い、一斉に手持ちのメダルを解放、力を暴走させてグリードもろとも封印されてしまう。
そして現代。右腕一本の姿で復活したものの窮地に陥ったアンクは、事態に首を突っ込んできた火野映司を「使える」と判断し、彼にオーズの力を与えたのだった。
とある政治家一家のボンボン、火野映司は世界を旅しながら紛争地域の恵まれない子供たちのために援助をしていたが、その金がさらなる紛争の資金に流用され、自分もまた立ち寄った村の少女が目の前で死ぬのを救う事が出来ず、テログループの人質にされた際に家族が身代金を払うことで一人だけ助かり、さらにそれを美談に仕立て上げられそうになった経験を持つ。
そのため、自分に利する類の欲求を持たず、善行は手の届く範囲に留めておくのがちょうどいいという考えを持ち、欲の少なさからオーズの力を暴走させることなく使いこなすことが可能となっている。
しかしその胸中には未だ地球規模の夢を抱えており、目の前の人命を助けるためなら自分の命を捨ててかかり、消耗の激しいコンボを多用することを厭わないという極端な短期決戦思考に行き着いている。
また、現在は欲求を失った心の隙間に恐竜系コアメダル五枚を抱え込み、プトティラコンボとなって暴走するリスクを背負いこんでいる。
身長:194cm 体重:86kg パンチ力:4.5t キック力:12t ジャンプ力:190m 走力:100mを4.5秒
タトバコンボはオーズのスターティングフォーム。通常「コンボ」は同族メダル三枚を揃えて発動させる特殊形態で強大なパワーを発揮する反面、使用者に多大な消耗を強いる諸刃の剣なのだが、タトバコンボは三枚とも異種族のメダルで構成され、パワーも疲労度も標準という異質な存在である(”歌”こそ流れるが劇中では実質的にコンボ扱いされていない)。
その一方でタカヘッドの超視覚でグリード体内のコアメダルの位置を特定し、バッタレッグの機動性と打撃力でヒット&アウェイを繰り広げ、トラクローでコアメダルを摘出する、という対グリード戦コアメダル奪取に特化したと思しき特性を持つ。
ただ、基本的には様子見に用いられ、敵の特性に合わせてアンクが管理するコアメダルを適宜交換するのが基本戦闘スタイルになっている。
2011年2月5日発売。同年4月9日に1次再販、7月16日に2次再販がかかっている。
初販時には「S.H.Figuarts3周年記念! スーパーヒーローキャンペーン」の一環として、「アンク(魂STAGE付属)」が初回特典についてきていた。
ディケイド、Wに続く現行番組放映中のフィギュアーツ発売となり、その後はコンボが一般発売、亜種セット・エフェクトセット等が魂web限定発売というスタイルをとっている。
設定上他コンボ・亜種形態と共通するパーツは使い回せるよう考慮された設計となっており、オーズドライバーのメダル色さえ考慮しなければ小改造で他コンボ商品と組み合わせて亜種形態も再現可能(ただしユーザーの自己責任)。
前後
細すぎず太すぎず、極端なアレンジの施されていない良プロポーション。
形状面での再現度は比較的高い部類……なのだが、眼の下に余計なラインが入っているのが悪い意味で特徴的。
タカキリバ&タカトラーターセット以降のタカヘッドはこの赤ラインが削除されている。
モノによっては関節にカタつきのある個体も多いらしい。
可動範囲は標準的。……しかし左拳の塗装が心なしかボロい。
フィギュアーツ・オーズ系の初期ラインナップは塗装精度に難のあるものが少なくない。
パッケージ裏の写真では多軸関節だったのだが、実物は非ダイキャストの1軸ボールジョイント接続で、可動範囲や接地性、安定性は低い。
ただし、写真のようにちょっと片足を引いてつま先立ちさせると妙に安定する……これも個体差だろうか。
なお、バッタレッグの展開ギミックは再現されていない。
オーラングサークルとオーズドライバーが干渉するため腹部前屈は苦手だが、横方向にはよくスイングする。
股関節は引き出し式。どうも全般的に緩めらしく、スタンドなしでの自立は困難。
変身ベルト。封印の棺の鍵となっており、現代においては初回変身をした映司にしか使えない(アンク談)。
コアメダル、というかベルト前面がクリアパーツに彩色されており、他コンボ・亜種形態ではこの部分のクリアカラーが変更される。
バックル部は取り外し可能。W系統 やファイズ 、ギルス 、エンペラーキバ/ダークキバ とここ最近のフィギュアーツは胴体とベルト部分が別パーツになっていたが、オーズでは一体成型されている。
向かって右は本編で出番がほとんどないオーメダルネスト。メダル同士の共振を防ぐ能力があって暴走を抑止する設定なのだが、劇中だとデザインが凝っているだけの普通のケースにメダルを収納しているという……
接着されているため、熱湯で温めて引き剥がせば三枚に分離出来る。
亜種形態を作るごとにオーラングサークルを新規に作るよりも、最初から3パーツ構成にしておいた方がコストがかからないわけで。
まずは開き手。握り拳では塗られていた指の節の黒い部分が省略されている。
なお、オーズは常に三種の動物のモチーフを取り込んだデザインになるが、ヘルメットでしかない頭部や足場の状況に左右される脚では芝居をつけにくいため、主に腕の形態に合わせて形意拳のモチーフを取り込んだアクションになっている(映司役の渡部秀氏も変身アクションの時に、腕メダルに合わせて左手の表情を変えている)。
そのため、カマキリアームやクジャクアームなどは特徴的な指の動きを要求されるのだが、フィギュアーツではその辺りまではフォローできていない。
メダジャリバー持ち手。左右とも付属している。
コンボには一通りメダジャリバーが付属しているため、全アーム分の持ち手が存在する理屈となる(タマシーコンボとブラカワニコンボは除外)。
持ち手が存在する=バイクのハンドルを握れる、ということで個人的には歓迎したい。
オースキャナー持ち手(右手のみ)。
ジャリバー持ち手と異なるのは、指の腹にガイド溝を彫られていない点。
オーズドライバーの中核をなす串田アキラ(違)
オーメダルの力を抽出し、オーズや武器に転写する装置。フィギュアーツでは右腰から脱着可能で、そのまま上記のスキャナー持ち手で保持する。
装着用と保持用で同じ大きさなのでちょっと迫力不足。また、スキャナー持ち手も四指を隙間に突っ込んで親指で挟むという不安定な保持になるため、スキャンポーズで展示しているとスキャナー紛失に繋がりそうな予感。
OCC用オースキャナーを持たせてみる。
撮影では手に持った時用に一回り大きめのプロップを用意することが多いので、フィギュアーツでも大きめのオースキャナーが欲しかったところ。
鴻上ファウンデーションが用意したオーズ専用剣。現代技術で作られた割にオーズシステムに対応しており、セルメダルの投入とスキャニングチャージで必殺オーズバッシュを発動する。
鴻上ファウンデーションが発見した800年前の資料に似たような剣を構えたオーズの絵があったため、それを再現したものかも知れない。
セルメダル三枚を投入し、オースキャナーでスキャンしたエネルギーを刀身に転写、振り抜くことで空間を断裂させて敵を切り裂く必殺技、オーズバッシュを発動!
セルメダルのポテンシャルの高さを思わせる技なのだが、これでタトバキックの出番が大幅に削られることに……
スキャニングチャージを右手で行う都合上、左手で振り抜く印象が強い。
トラアームから展開する爪。グリードの体内からコアメダルを抜き取る威力を誇るが、映司としてはカマキリソードに比べて使いにくい模様。
主な用途:ブレーキ。
変身状態からオーズドライバーを再スキャンすることで、コアメダルの力が最大稼働!
バッタレッグで跳躍、宙に出現した三つのリングを潜り抜けながらタカアイで敵をロックオンして……
1度目の発動ではカザリの妨害でヤミーを仕留められず、2度目はバースのセルバーストとの併せ技。メインライダーのライダーキックなのに扱いが悪いことで逆に有名。
なお、両脚キックになっているのはスーツ製作会社がレインボー造形企画からブレンドマスターに代わったことでスーツの伸縮性に関するノウハウが引き継がれず、従来型ライダーキックをやりにくくなってしまったため、とも言われている。
フィギュアーツでは足裏の「OOO」マークを再現。
ライドベンダー
と
OCCに比べてもオーバースケールだったので、一回り小さいフィギュアーツだとやはり……
ダイキャスト非使用のために安定性は低くなっているが、魂STAGEで浮かせて飾る分にはむしろやりやすいかも?
「オーズ 電王 オールライダー レッツゴー仮面ライダー」では透明化したヒルカメレオンをタカアイで捕捉、バッタレッグの跳躍からトラクローの強襲でこれを打倒した。
オーズ本編にカメレオン系の敵が現れないのが惜しまれる。
正直、クオリティ的にあまり褒められたものではない感は否めません。フィギュアーツフォーマットで主要ライダーを揃えたい人向け、と言ったところでしょうか。
初販は初回特典アンク目当てでの瞬殺が目立ちましたが、再販してからは比較的緩やかな売れ方をしていた印象があります。
放映中にフィギュアーツが出るのは嬉しいんですが、準備期間が不足している分クオリティに悪影響を及ぼすケースが目立ちます。
(ディケイドは激情態で事実上の修正ヘッドを販売し、Wもファングジョーカー以外は頭部造形にやや難あり。アクセルもアクセルブースターに修正ヘッド同梱)
またオーズは実売価格に見合わないコストダウンが見られ、正直厳しい出来なのは否めません。
とはいえこのサイズのオーズフィギュアの中ではアクション性が高いので、OCCの可動範囲に不満のある人にはおススメ……と言ったところでしょうか。

























