仮面ライダーW(5) | といず・くろすおーばー!

仮面ライダーW(5)

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○アクセル構想
といず・くろすおーばー!-アクセル!
身長:197cm 体重:93kg パンチ力:10t キック力:12t ジャンプ力:47m 走力:100mを3秒 マキシマムドライブ「アクセルグランツァー」:35t

 文音が作り上げた新たな2Gドーパントアクセルは、それまでのロストドライバー系列やWとは異なった特徴を多く持つ。

 最も際立った相違点は、ハーフチェンジにより様々な戦闘スタイルを取るWに対して、アクセルは複合的な記憶を封入したアクセルメモリを核に据えたオールインワンタイプとなっていることだろう。

 一見するとスカル以前の単独メモリタイプに先祖返りしたかに見えるが、アクセルメモリに内包された様々なエンジンの記憶をギジメモリ・エンジンの力で引き出すことでタイムラグなく多様な力を発揮することが可能な特性はウェザーメモリの能力を下敷きにしたとも考えられる。

 またアクセルのフィジカル面はWファングジョーカーに匹敵する高度な物となっており、素体構成もWやロストドライバー系列とは異なった意匠を持っている。

 これらアクセルメモリ専用に調整されたアクセルドライバーによる物で、そのためアクセルドライバーの完成はメモリに比べて4ヶ月近く遅れることとなった。




といず・くろすおーばー!-エンジン!
 エンジンブレード20kgの重量を誇る多機能剣で、ギジメモリ「エンジン」を挿入することでジェット(衝撃波)スチーム(高温蒸気)エレクトリック(電撃)といった各エンジンパワーをアクセルメモリから引き出し、敵への攻撃を行う。

 文音はアクセルドライブギアでいち早く完成したこれを照井に与え、自分が照井と目的を同じくする物であると印象付けた。

 これによりアクセルは、後ろ回し蹴りアクセルグランツァーと、エンジンブレードからのA字斬りエースラッシャーという二種類の強力なマキシマムドライブを発動する。




といず・くろすおーばー!-取り外す といず・くろすおーばー!-跳び上がる
 そして最大の特徴はバイクフォームへの変形である。

 アクセルはバイクフォームの驚異的なスピードと走破性でドーパントを追跡する他、専用支援メカガンナーAとの合体でアクセルガンナーとなり、砲撃力をも獲得することが出来る。


といず・くろすおーばー!-変形スタート といず・くろすおーばー!-変形続行
 またこの合体ジョイントはハードボイルダー前部と同規格であるため、リボルギャリーに内蔵されたバックユニットを装着して活動領域を拡大することも可能(逆にハードボイルダー前部とガンナーAを合体させハードガンナーにした例もある)。

 なお、バイクフォームには他者を乗せるためのシートとハンドルが用意されており、Wを乗せて走行したこともある。




といず・くろすおーばー!-変形完了 といず・くろすおーばー!-連携

全長:2.650m 全幅:0.82m 全高:0.98m 重量:98kg 定地最高速度:920km/h
 文音は後に照井と来人を組ませ、復讐のWサイクロンアクセルエクストリームを作り上げるよう要求している。


といず・くろすおーばー!-ライダー といず・くろすおーばー!-ツインマキシマム
 しかし一連の仕様や後述するトライアルメモリの存在などから、文音の中ではWとアクセルを並立させるか否かをギリギリまで決めかねていたようにも見える。

 それは、幼馴染である壮吉の忘れ形見、左翔太郎を無碍に扱いきれず、復讐鬼として非情に徹しきれなかった文音の甘さ、だったのかも知れない。






W サイクロンジョーカーエクストリーム

といず・くろすおーばー!-レディ といず・くろすおーばー!-Extreme!

 来人の肉体をデジタル化収容したエクストリームメモリを、Wサイクロンジョーカーが装着して変身する強化形態。

 当初は来人がエクストリームメモリに取り込まれ進化を経験したことにより左翔太郎とのシンクロバランスが狂いW解散の危機に追い込まれたが(これは左翔太郎を脱落させ、照井と来人のWを作ろうとする文音の策略でもあった)、全力で食らいついていく翔太郎の姿勢をエクストリームメモリが認めたことで変身が可能となった(また、その後は来人・翔太郎間のバランスが是正されたためか問題なく戦闘が可能となっている。エクストリーム化を経験することで翔太郎サイドがスペックに現れない部分で進化を促進されたのかも知れない)。



といず・くろすおーばー!-CJX 身長:195cm 体重:82kg 

パンチ力:5t キック力:10t 

ジャンプ力:120m 走力:100mを4秒
 来人・翔太郎の心と体が一体となったことで中央部に超越的身体クリスタルサーバーが生成され、地球と言う無限のデータベースと直結。これにより敵ドーパントの能力を即座に閲覧し、特殊能力を強制解除する力を得ている。

 ただしジュエルドーパントやRナスカドーパントスミロドンドーパントなど、単純にフィジカルで勝る相手に対しては苦戦を強いられることもあった。



といず・くろすおーばー!-ダブルエクストリーム

 単独のマキシマムドライブは、エクストリームメモリのマキシマムドライブで放つ両足キックダブルエクストリームと、プリズムソードにプリズムメモリを装填して切り裂くプリズムブレイク


といず・くろすおーばー!-ファイナリュージョン といず・くろすおーばー!-プリズムブレイク
また通常のWでは不可能だった複合マキシマムドライブが可能となっており、専用武器プリズムビッカーに三つのソウルメモリと一つのボディメモリを装填して放つビッカーファイナリュージョン、その力をプリズムソードに収束した剣戟ビッカーチャージブレイク、そしてプリズムメモリとエクストリームメモリによるツインマキシマム連続キックダブルプリズムエクストリームなど数々の強力技を発動する。




 Wがエクストリームに達するのに前後して、照井から復讐の念が薄れつつあることを看破した文音は、彼に見切りをつける素振りを見せている。

 しかし、照井がウェザードーパントを打倒するためにさらなる力を求めたことで、文音は新たな力を授けることを決めた。

 それは、照井を自分の思い通りの戦闘マシンにすべく、彼の復讐を完遂させようという目論みによるものと思われた。

 しかし、あるいは照井の人生を捻じ曲げた贖罪の念が文音の背を押したのかもしれない。






アクセルトライアル
といず・くろすおーばー!-トライアル
 文音が最後に作り上げたメモリが、トライアルメモリである。挑戦の記憶を宿したトライアルメモリはアクセルメモリに修正パッチを当ててその能力パラメータを大きく変更するというもので、二段変身したアクセルトライアルは極端なスピードの増加と引き換えに打撃力、防御力を犠牲にしている。
といず・くろすおーばー!-レッドシグナル といず・くろすおーばー!-ブルーシグナル
身長:197cm 体重:82kg パンチ力:2.5t キック力:3t(パンチ、キック共に単発時。連続攻撃時は加速性能に特化するため一撃辺りの威力は1/8に低下)

ジャンプ力:90m 走力:100mを0.27秒(マキシマムドライブ時)

高出力ゆえに動きが大振りになりやすくウェザー戦で有効打を与えられなかった従来のアクセルの反省を踏まえたものか、小回りとスピードを重視した1発でダメなら10発、10発でダメなら100発の攻撃を当てる」というコンセプトに基づいており、初戦ではウェザードーパントの包囲雷雲攻撃を上体のスウェーのみで回避してみせた。




といず・くろすおーばー!-マシンガンスパイク といず・くろすおーばー!-絶望がお前のゴールだ
 マキシマムドライブはマシンガンスパイク10秒の制限時間内に敵に接近し、敵が倒れるまで連続攻撃を叩き込むというもので、エンジンブレードのマキシマムドライブと併用したマシンガンスラッシャーという応用バージョンも披露した。

 なお、10秒以上マキシマムドライブ状態を持続するとアクセルにダメージが振りかかるため、使用の際は10秒以内にフルパワーを出し切る見極めが必要となる。


先述の通り一撃辺りの攻撃力が低下している上、バイクフォームへの変形機能もオミットされるため、戦況によっては通常アクセルの方が有効になることもあった。



 最終的に照井は復讐を超えた「人を守る思い」でトライアルの力を会得し、翔太郎と来人のWと共にアクセルとして戦っていくことを決め、また文音もそれを認めることとなる。

 左翔太郎にはテラーフィールドの精神干渉波への耐性がなく、それゆえに苦戦を強いられガイアインパクトが達成目前まで迫ることとなったが、翔太郎と来人の絆がこれを阻止することに成功した。

 そしてミュージアムの壊滅とともに、文音の長きに渡る復讐の日々も終焉を迎えるのだった……






○文音が残した影響

といず・くろすおーばー!-全体像
 園咲文音の出奔によりミュージアム単独での2Gガイアメモリの研究は頓挫したものの、ミュージアムに出資する謎の組織・財団Xは断片的なデータからこれを再現し、T2ガイアメモリを完成させている。

 これは2Gガイアメモリのフォーマットを踏襲して新造されたガイアメモリ群の総称で、既存のガイアメモリから厳選されたAZ26本が作られた。

 コネクタ処置無しでメモリ自らが適合者を判別して変身させる上、通常のマキシマムドライブではメモリブレイクされないという特徴を持ち、後に財団Xが独自のガイアインパクトを画策したことから、恐らくは人類総ドーパント化の実験用に作られた物と思われる。

 特にそのうちの一本「エターナル」は、マキシマムドライブ機構の運用を大前提としており、旧来のガイアメモリの強制停止やT2ガイアメモリ26本の同時マキシマムドライブ、ゾーンメモリを用いたT2メモリの強制回収能力などを搭載している。

これは財団Xがロストドライバーを「単独で使用するガイアメモリ運用デバイス」の一つの完成形として評価していることを表していると言えるだろう。






○想定外の“仮面ライダー”
といず・くろすおーばー!-イレギュラー1 といず・くろすおーばー!-イレギュラー2
 また、Wの戦歴においては設計者である文音の想定を超えた形態も現れている。

 そのうち一つ(二つ?)が、Wサイクロンサイクロンジョーカージョーカーだ。



 死人還り事件の終盤、ダミードーパントを追跡していたWは次元戦士ディケイドをはじめとする仮面ライダーとスーパーショッカーの戦いに遭遇。

 ダミードーパントをネオ生命体が吸収したことで誕生した合成怪人アルティメットDに立ち向かうため、ディケイドによる仮面ライダー強制変化機能“ファイナルフォームライド”によりWがセントラルパーテーションから左右に分割され、それぞれの半身が補うように発生、二人に増えた形態が、サイクロンサイクロンジョーカージョーカーである。

 サイクロンサイクロンには来人の、ジョーカージョーカーには翔太郎の意志がそれぞれ宿り、ディケイドとの同時攻撃「トリプルエクストリーム」でアルティメットDを打倒した。


といず・くろすおーばー!-イレギュラー6
 フォーム形成から即撃破へとつなげたこと、ディケイドが新たな旅に出ていったことから、本形態への変身はその時限りとなっている。






仮面ライダーとして
といず・くろすおーばー!-イレギュラー5

来人は琉兵衛のガイアインパクトを強制中断させた折にデータ人間としての構成に欠損を抱え、財団Xのエージェント・ユートピアドーパントこと加頭順によるガイアインパクトを阻止した戦闘で限界を迎え、拡散したデータとして風都の風に還ったものと思われた。

 しかし、同じくデータ人間化していた園咲若菜が自らの構成プログラムを与えることで来人は1年後に復活を果たし、翔太郎と共に風都を守る探偵として、仮面ライダーとして再びタッグを組むこととなった。

 一方で文音は、若菜が遺した新たなエクストリームメモリのガイアスペースにて、若菜、冴子、そして琉兵衛との再会を果たし、共に来人の新たな門出を見守っている。


といず・くろすおーばー!-並立
 文音の意図を超え、ただ復讐を果たすマシンではなく、人々を守る風都のヒーロー“仮面ライダー”であり続けたWとアクセル。その思いはただミュージアムを壊滅させることのみを主眼に置いて評価すれば非効率的で不合理なものだったのかも知れない。

 しかし、だからこそ救えた人々の姿が風都にはあり――園咲家もまた、そのうちの一家族として末子を送り出せたと言えるだろう。

 そしてこれからも、仮面ライダーは風都を守るヒーローであり続けていく。





といず・くろすおーばー!-まとめ

 というわけで、個人的にまとめてみた仮面ライダーWでした。

 スカルも持ってない、CJGXも届いてない、アクセルブースターに至ってはフィギュアーツ化のアナウンスも未だされていないという状態でしたが、色々自分の中で仮面ライダーWという作品について考えていたことを出せて満足しています。

 まあ、誰得っちゃ誰得なんですが(苦笑)



 次回レビューは最近頻度低下気味のTFを予定しています。ユナイテッドの2月分、全然買っちゃいないけどね!