仮面ライダーになってしまった男(1)
「いい加減にしろ……!」 「!」
今日のといず・くろすおーばーは!
先日再販されたS.H.Figuarts仮面ライダーギルスを中心にギルス特集です!
アギト……いや、ギルスか。珍しいな……
○キャラクター解説――“仮面ライダーになってしまった男” 葦原 涼
城北大学の学生で水泳部に所属していた20歳。ぶっきらぼうで喧嘩っ早い面もあるが、根はやさしく義理堅い性格。
バイク事故からリハビリを経て奇跡の復活を遂げるが、突如不完全に覚醒したアギトの力のせいでギルスへの変身能力を得てしまう。
(父親があかつき号事件に遭遇し、体内に眠るアギト因子の覚醒を早められたことが、血縁である涼の覚醒に繋がったとも考えられる)
変身後の異形を見た恩師や恋人に去られ、それでも心通わすことが出来た女性もアンノウンに殺されるなど、幾度も劇中で悲しい別れを繰り返し、ギルスの力に体を蝕まれ一度は命を落としながらも、自分を憐れむことなく戦い抜いた。
物語終盤では馴染みのバイク屋で整備のアルバイトに就き、戦いの一年後では拾った子犬とともに旅立つ描写が見られた。
演:友井雄亮氏。現在では株式会社GPRに所属し、小田井涼平(仮面ライダーゾルダ/北岡秀一)、白川侑二郎(カブトライジャー/霞一甲)、酒井一圭(ガオブラック/牛込草太郎)らと共に歌謡コーラスグループ・純烈を結成している。
2001年「仮面ライダーアギト」放映時にリリースされた「GD-32 装着変身3仮面ライダーギルス」。
この時期の装着変身は、現行ライダーの素体の顔を変身前の役者に似せようとする努力が見られるのが特徴。
3フォーム(+1)を最初から再現出来るアギト、合金パーツが多く四種類の武器が付属するG3と比べると少々こじんまりとした商品構成になっているが、腕部のギルスクロウ・ギルスフィーラーを再現したり、ギルスアントラー委縮状態のヘルメットが付属していたりとオプションは豊富だった。
初期装着変身のため、足首が回転・前後スイングのみ、全般的に可動箇所が少なく可動範囲が狭いなど、アクションフィギュアとしては物足りないところがあるのは否めない。
変身!
ギルスの変身は、涼が変身の意思を示すと、後ろからギルスがやってきて涼と入れ替わるという、他に類を見ない演出がされていた。
中盤以降は涼の姿から直接変化するケースが多くなっている。
変身・変身解除時にはベルトのメタファクターではなく額のワイズマン・オーブが輝く辺りが翔一アギトやアナザーアギトと区別される点。
劇中の扱いとしてはアギトの一種扱いのギルス(ギルスという名称も闇の青年が一度呟いたのみ)だったが、演出では厳密に区別されていたことが分かる。
仮面ライダーギルス(Masked Rider Gills)
身長:200cm 体重:100kg パンチ力:約10t キック力:約20t 走力:100mを5秒 ジャンプ力:ひととび50m
人類の創造主の片割れ「光の青年」が、人間のさらなる進化を望んで播いた「アギトの種」。これが世代を経ることで覚醒し、変身可能となる新人類がアギトである。
ギルスはアギト因子が不完全に覚醒した変種で、津上翔一(本名:沢木哲也)が変身するベーシックなアギトに比べて基礎スペックこそ高いが、安定性に欠けているため、初期や劇場版では変身の反動で老化現象が引き起こされたりした(一度の死からの復活で体質改善されたのか後期には克服)。
全身の生体装甲は拳銃のマグナム弾の直撃程度なら軽々と防ぐ防御力を発揮するが、設定では涼の肉体を食らって養分にしているという恐ろしげな説明が書かれている。
手足に寄生している生体装甲から引き出すギルスフィーラー、ギルスクロウなどが武器。必殺技は脚に発生したギルスヒールクロウによるかかと落とし(技名同じ)で、30tの威力を誇る。
モチーフはカミキリムシ。GILLSは鰓(えら)を表す英単語「gill」の複数形。
第1話から涼の身に起きた異変として触れられていたが具体的な全身像が明らかになったのが第5話、本格的な戦闘デビューは第6話からとなる。当初は同時期に放映しているスーパー戦隊シリーズとの兼ね合いで「1エピソード内で全員揃っての変身はなるべく避ける」という方針だったらしく、アギト・G3と比べると序盤の登場頻度は低かったりする。
着ぐるみが使用塗料や表面処理の関係で腐食してしまったため、後年仮面ライダーディケイドには登場していない。
フィギュアーツ版は2010年4月24日発売(同年10月23日再販)。
元々の設定によるところもあるが、アギト・アナザーアギトにはない豊富な生体武器オプションや手首パーツが充実しており、プレイバリューは高い。
触角デモンズフィーラーはアギトのクロスホーンに相当するが、常に開きっぱなし(アギトはライダーキック発動時のみ余剰エネルギー放出のために開く)なので無駄にエネルギーを消費してしまう弱点がある。
口のデモンズファングクラッシャーはギルスの感情の昂りに応じて開閉し、第6話ではスネークロードに対して噛みつき攻撃も披露していた。
頭部はデモンズファングクラッシャー開・閉、デモンズフィーラー長・短の選択式。前髪と表情の組み合わせで劇中再現と言うと、ライダーというよりアニメキャラのフィギュアっぽく見えてくる(笑)
デモンズフィーラーはクリア成形の上から塗装がされており、ワイズマン・オーブの輝きを再現。
装着変身版ではデモンズフィーラー萎縮状態のヘルメットが付属。デモンズファングクラッシャーの開閉は再現されていない。
手首オプション
拳・開き手の他に武器持ち手と構え手が付属。手の平の皺モールドや指ガードの塗装まで再現されたギルス専用の物でやけに力の入っているポイント。
腕の小クロウと差し替えで再現。シャープなABS製パーツなので、クロウを装着したまま手首を交換しようとすると手に刺さる……
前腕アーマーが固定されているため、ギルスクロウの角度にもその分の制約がかかる。
腕から引き出す触手。アクティブに敵に巻きついていくこともあったが、主な用法は振り回しての打撃。ヌンチャクや、不良が振り回すチェーン凶器に似ていると言えば似ているかもしれない。
先端側・付け根側・中間部が二組付属。
さらに先端側の錘と付け根側のジョイントは取り外しが可能で、延々と連結することが可能。
PVC製ではあるがあまり強く曲げると白化するので注意。
ギルスヒールクロウ
踵から伸びる鉤爪。この鉤爪を跳躍から踵落としで敵の肩口に叩き込むのが必殺のギルスヒールクロウ(30t)となる。
設定上は敵に深々と突き刺さっているはずだったのだろうが、映像では撮影の都合で敵の背中を僅かに引っ掻いているように見えてしまうのが難点だった。
侵略大帝も同種の技とギルス張りの咆哮を披露したのは一部で有名。
可動範囲は広く、特に前屈のスイング幅はファイズ
登場まではフィギュアーツ随一と言えるレベルだった。
股関節は引き出し式。こちらの引き出し幅も大きく、極端なハイキックも可能なほど。
足首はボールジョイント接続のため、一般的なフィギュアーツに比べると接地性は低い。ギルスの場合はヒールクロウを装着するクリアランスを考慮すると、従来の軸可動は搭載しづらかったのかもしれない。





























