S.H.Figuarts 仮面ライダーファイズ(前編)
今日のといず・くろすおーばーは!
フィギュアーツから仮面ライダー555シリーズ第一弾、仮面ライダーファイズをご紹介。
Open your eyes…for the next φ’s!
○ギア解説
身長:186cm 体重:91kg 走力:100mを5.8秒
ジャンプ力:ひととび35m パンチ力:2.5t キック力:5t
2003年度・平成ライダー第4作「仮面ライダー555」に登場。
命を落とした人間の一部が異形化能力を得て蘇った怪人オルフェノク。やがて現れるオルフェノクの王を主に王に逆らうであろうオルフェノクから守護するために、オルフェノクの巣窟であるスマートブレイン社が開発した三種のライダーズギアの一つ。
555と書いて「ファイズ」と読む。英字表記は「FAIZ」。基本的に「仮面ライダー555(MASKED RIDER φ‘s)」は番組名、「仮面ライダーファイズ(MASKED RIDER FAIZ)」はライダー名を表現することが多い。
先行する333(デルタ)、913(カイザ)と同様にオルフェノク、あるいはその記号を埋め込まれた人間でなければ満足に扱えない代物ではあるが、非適格者が変身を試みた場合デルタが凶暴化と電撃能力(?)の付与、カイザが変身解除後の死を課すのに対し、ファイズの場合はエラー音声と共に非適格者がベルトに弾かれるだけという、比較的マイルドな仕様となっている。
同時に、デルタ・カイザに比べるとノーマル形態での出力は抑えられているが、三種随一のツール数と、二種の強化フォーム(アクセルフォーム・ブラスターフォーム)を有し安定性と拡張性、汎用性を高めている。
これはファイズが三種のベルトのうち最後発であるためとされているが、放映当時は公式から開発順のアナウンスはなく、媒体によってはデルタ・ファイズ・カイザの順に開発されたと表記されることもあった。
オルフェノク、あるいはそれに準じた人間であれば変身可能なため、主装着者である乾巧の他にも複数のキャラクターが変身したことがあり、もう一人の主人公格である木場勇治にいたっては必殺技やフォームチェンジまで披露していた。オルフェノクの手に渡った際は主にラッキークローバーの琢磨逸郎が変身している。
後に仮面ライダーディケイド(2009年)では「ファイズの世界」においてスマートブレインハイスクールをオルフェノクの手から守る謎のヒーローとして登場。尾上タクミが変身した。
○玩具解説
(左から装着変身・FFR・フィギュアーツ)
2010年9月発売。多数のオプションを同梱しているためか、フォトンストリームの塗装にコストがかかったためか、他フィギュアーツの標準価格よりややお高めなのが特徴。
ファイズのフィギュアはかなりの数が出ているが、バンダイ製マスプロダクトアクショントイとしてはS-RHF(スーパーライダーヒーローファイズシリーズ)、装着変身、S.I.C・S.I.C極魂、FFRファイズブラスターに続く6体目となっている(各フォームチェンジを入れればさらに増える)。
S.I.Cはデザインアレンジが強く、FFRはギミック中心となっているため、実質的には装着変身に次ぐ「映像版ファイズを立体化したフィギュアの、二度目のリメイク」と言っていいかもしれない。
壱伏が所有しているファイズは装着変身、FFR、そして今回のフィギュアーツ版の三種。
なお、壱伏の知る限りではファイズアクセル取得後の「左腕にファイズアクセルを装着したノーマルファイズ」を再現したアクションフィギュアは、フィギュアーツを含めて存在しない。
フィギュアーツで「仮面ライダー剣」シリーズの展開が始まっても、番組中盤以降で見られた「ラウズアブゾーバーを装着したノーマルブレイド/ギャレン」は販売されないような気がする……
装着変身は2004年から展開が再開された通称新生装着変身の第一弾として仮面ライダーカイザと同時発売された物。超合金トイでありGD-61の通しナンバーが入れられている。
アギト以前の素体とほぼ同サイズとなっており、後続の物に比べると首が短いなどのプロポーション上の弱点こそあるが、豊富なオプションと接地性の増した足首、後にフィギュアーツでも踏襲されることとなる「肩の上に設けられた肩アーマー装着用の突起」など、バンダイライダーフィギュア史において語るべき物が多い。
放映当時に販売されたS-RHF版が旧装着変身・R&Mに比べるとソフビサイズまでスケールアップした割に可動箇所・範囲やクオリティ、付属物に難点があったため、装着変身版はかなり歓迎されていた。
FFRはディケイド劇中の「ファイナルフォームライド」ギミックを再現した物で、ファイズブラスターへの変形ギミックを搭載。その分、ファイズ本来の機構が一部省略されたり背面が物凄いことになっていたりするが、これまで難の多かった頭部の造形はかなり良好なものである。
特徴的な目・アルティメットファインダーを取り巻くフォトンストリームは赤一色で塗られており、劇中デザインとは少々異なっている。
こちらは装着変身。このようにもう一重銀ラインが入るのが正解……なのだが、10数センチ級フィギュアの頭部で赤ラインと銀ラインを双方それと分かるようにライン取りすると、かなり線が太くなりかえって劇中イメージから遠ざかってしまうのが分かる。
そこでFFR版ではラインを赤一重にすることで太さをシェイプアップし、イメージを近づける方針を採っている。フィギュアーツ版の解釈も、こちらに近いと言っていいだろう。
ついでに装着変身版ファイズ・ブラスターフォーム。装着変身としては(同時発売の仮面ライダーオーガとともに)目にクリアパーツを採用した初の例。
この後特に踏襲されることなく装着変身からフィギュアーツに移行してしまったのだが……素体頭部を収納しつつ、ヘルメット前面をクリアパーツと金属色パーツの二重構造にしている点は評価すべきだろう。
アクション
基本構成は一般的なフィギュアーツのそれとほぼ同一。股関節はW系でも見られた引き出し式になっており、かなり広く開脚出来る。
特徴的なのは腰部と腹部を繋ぐボールジョイント基部。引っ張ることで軸が伸び……
腰の可動範囲を飛躍的に増大させる。
問題はこの基部の伸縮に必要な力よりも胸部・腹部のボールジョイントの保持力が弱い個体に当たると、先に胸から上がすっぽ抜けることがあると言う点。
壱伏が引いた個体がそれで、ポーズつけの最中に下半身が落下することが何度かあった。単なる個体差ならいいのだが……
手首パーツは握り拳各1、平手各1、右武器持ち手×1と少なめ。
武器持ち手が右しかなく、左手でファイズエッジを抜いて右手に持ち替える動きは再現不能。
ファイズ系はアクションの都合上、ボタンを押したりミッションメモリーを挿したりする指先がアップになることが多いため、指先の印象はかなり強い。
これはかなり残念と言わざるを得ないだろう。
なお装着変身では手の甲の赤、指先の銀ともに塗装されているが、FFRでは両方ともオミットされている。
装着変身ブラスターフォームには軟質素材製の武器持ち手(左右)が付属していたが、そちらも問題なく塗り分けられていた。
部位的に指先の塗装が難しいということはないはずなのだが……
実はもう一種手首が付属しているのだが、そちらは後述。
左右の平手はあるので、乾巧装着時の特徴である「手首スナップアクション」はそれなりに再現出来る。右武器持ち手を襟首に持っていけば、草加雅人装着時の「襟いじり」が再現出来る(?)。
















ということで、中