量的変数が正規分布にしたがうかどうかを調べる第2の方法は仮説検定によるものです。
正規性を評価する仮説検定を実行して、変数の分布が正規分布にしたがうといえるかどうかを調べます。
ヒストグラムと同様、SPSSを利用する場合は、Kolmogorov-Smirnov(コルモゴロフ・スミルノフ)検定
または、Shapiro-Wilk(シャピロ・ウィルク)検定が利用できます。
検定すべき帰無仮説は、「変数の分布は正規分布にしたがう」です。
有意確率(P値)が、0.05未満となり、帰無仮説が棄却される場合は、正規分布にしたがわない、と
判定されます。
仮説検定は、数値に基づいて客観的に判断できるため、便利なようにも思えますが、手法としては
仮説検定に過ぎないため、誤用を避けるように注意をしなければなりません。
したがって、ヒストグラムを一緒に見て、誤った判断をしないようにします。
正規分布を仮定できる場合は、t検定で平均値の差を調べていきますが、正規分布を仮定できない場合は、
変数に変換をかけたり、ノンパラメトリック検定を利用するなど、別の手段を考えなければなりません。
一般的によく利用されるのは、ノンパラメトリック検定になります。
正規分布を仮定できるかどうか判断に迷う場合は、ノンパラメトリック検定を利用すれば無難でしょう。
正規性の評価(1)ヒストグラム
正規性の評価(2)正規性の検定
正規性の評価(3)歪度と尖度
正規性の評価(4)サンプルサイズ
正規性の評価(5)頑健性