t検定1 2群間の平均値の差の検定 | 統計解析道具箱~はじめての統計分析~

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t検定は、t値を利用する検定全般を指しますが、一般的には「2群間の平均値の差の検定」として利用されています。統計解析では、異なる条件の2つのグループ(2群)に分けて比較する調査をよく行いますので、非常に利用頻度の高い統計手法です。

例えば、「男性と女性における収入の差」、「治療群(治療を施したグループ)と統制群(治療を施さないグループ)における検査値の差」、「AクラスとBクラスの成績(得点)の差」などを調べるときに利用します。

手計算で行う場合は、それぞれの平均値や標準偏差(分散)、サンプル数の情報に基づいて「t値」を計算し、サンプル数から自由度を求めた上でt分布から、標本で得られるt値の確率を求めます。いわゆる、有意確率を計算し、2群の平均値が等しいとの仮説が棄却できるかを調べます。

統計ソフトを利用すればこれらの計算は非常に簡単に行うことができますが、t検定を利用するには、(1)分布の確認(正規分布にしたがうかどうか)、(2)分散の確認(散らばりが等しいといえるか)、(3)サンプルサイズ、などのポイントを抑えなければなりません。