比較の対象(2)対応のないデータ
男女における検査値の違い(例)
性別(男・女)でグループに分けて、それぞれの検査値(量的データ)に有意な差があるかどうかを調べます。
検査値が正規分布にしたがうことが仮定できればt検定を利用します。
また、男女で検査値の散らばり(分散)が同程度であることも必要となりますが、サンプル数が同じであれば等分散の仮定は無視してもよいでしょう。
この場合、比較する対象は、男と女です。同じ人が両方のグループに所属することはなく、対応のない別人同士を比較することになります。
治療群と統制群における血圧値の違い(例)
グループ(治療群・統制群)に分けて、それぞれの血圧値(量的データ)に有意な差があるかどうかを調べます。
血圧値が正規分布にしたがうことが仮定できればt検定を利用します。
また、治療群と統制群で血圧値の散らばり(分散)が同程度であることも必要となりますが、サンプル数が同じであれば等分散の仮定は無視してもよいでしょう。
この場合、比較する対象は、治療群と統制群です。同じ人が両方のグループに所属することはなく、対応のない別人同士を比較することになります。
AクラスとBクラスにおける理解度の違い(例)
クラス(A・B)に分けて、それぞれの理解度(量的データ)に有意な差があるかどうかを調べます。
理解度が正規分布にしたがうことが仮定できればt検定を利用します。
また、AクラスとBクラスで理解度の散らばり(分散)が同程度であることも必要となりますが、サンプル数が同じであれば等分散の仮定は無視してもよいでしょう。
この場合、比較する対象は、AクラスとBクラスです。同じ人が両方のグループに所属することはなく、対応のない別人同士を比較することになります。
このように、ペアにして比較するべきではないものを対応のないデータとして処理します。