研究目的の重要性1 | 統計解析道具箱~はじめての統計分析~

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Statistics never lie but liars use Statistics

データを分析し、結果を導いていく際、心ある書籍には必ず書いてある重要なポイントが「研究目的をはっきりさせる」ことです。言い換えるならば、事前にしっかりと仮説を立ててからデータ取得~解析に臨むということです。

これは、ごく当たり前のことですが、意外に徹底されていない事実ですので、心当たりのある方は一度振り返ってみるといいと思います。実際、分析のご相談を受けていると「アンケートなどでデータは取ったものの、何をどう分析したらよいのか分からない」というケースが多く見受けられます。

データを取った後で分析手法を検討する、という手順になりますと、どうしてもデータをこねくりまわして、なんとかそれっぽい結果に導くという、奥歯にネギでも詰まったようなすっきりしないアプローチになりやすいのです。

つまり、まず研究・分析の目的を決めて仮説を確認して(例:商品の利用に男女の違いがある? 総合満足に関係する要因としては サービスより製品の質? 従来の宣伝方法に比べて、新しい方法は集客力が低い? 喫煙の有無は実は疾病の要因ではない? などなど)から、必要なデータを 集め、解析手法に進むというのが、最低限守りたい分析の流れになると思います。