女性ソウル(魂のっちゅう事で)シンガーときいて、直ぐに頭に思い浮かぶのは誰ですか?ボキは、Aretha Franklin、Chaka Khan、和田アキ子(笑)etc…そしてやっぱり欠かせないのがTina Turnerでしょうね~。彼女のパワフルかつソウルフルな歌声はもちろん、ステージ上で縦横無尽に動き回るパフォーマンスは、まさに女王の貫禄さえ感じられるよね。アーティストとしての“存在感”とう意味でもTina Turnerは最高のソウルシンガーの1人だと強烈に思ってるわけです。
まぁジャンル的に言うと後期の彼女は「ロックの女王」と言われただけにHIPHOP畑育ちのボキは当初それほど興味を持たなかったのは事実だけど、彼女の出演映画『MAD MAX BEYOND THUNDERDOME(邦題 マッドマックス サンダードーム)』を見た時から『キター!』ってな感じでレンタルレコード店へダッシュし『プライヴェート・ダンサー』を持ち帰ったのだった。それから彼女の著書である『愛は傷だらけ』を読んで“感動した!by小泉”のを覚えています。
すっかりファンになって、アイク&ティナ・ターナー時代の音も遡って聴いたりと、その波乱万丈な人生と照らし合わせて彼女の歌声の重みや、鍛え上げられた肉体など、まさに『女王』の称号にふさわしいと今でも思うのでR!とにかく超カッコイイんだよね~!
今夜はそんな彼女の波乱に満ちた人生の映画化『TINA~WHAT'S LOVE GOT TO DO WITH IT』をご紹介しちゃいましょう!主演は主人公のティナ役に、見事な肉体改造で本人さながらのパフォーマンスを魅せてくれたAngela Bassett、相手役にはLaurence Fishburne…そうこの2人、後に『BOYZ N THE HOOD』でも夫婦を演じているのはご存知のとおり。ちなみにその年のアカデミー賞にもこの2人はノミニーとして名を連ねている。
テネシーで貧しく暮らすティナ(Angela Bassett)は、当時ライブで各地をツアーしていたR&Bのバンドに憧れ都会へ出る事に。そうしてアイク(Laurence Fishburne)と恋に落ちる。子供もでき、ライブも盛況だったが、アイクの家庭内暴力や女性関係に悩まされる事に。それと共にバンドの人気も下降気味となり、アイクのストレスはティナだけでなく子供達にまで及んでいた。やがて彼女と子供達は彼のもとから去り離婚も成立。遠ざかっていた芸能活動も再開させ、ロックの女王の階段を上っていく…。
度重なる夫の暴力も実話に基づき生々しく数シーンで再現されているが、その壮絶たるや目を覆いたくなるほど。ティナという女性を映画にする際に“避けては通れない”事実であったとはいえ、華やかなステージの裏で繰り広げられていたドメスティックヴァイオレンスの実像は見ていてショックを受けた。言い換えればAngela BassettとLaurence Fishburneの演技は、まさに“ガチンコ”の迫力だったと言えるかな。
スターになる条件として必ずしも“苦難”や“挫折”を経験していなければいけないという決まりはない。ただスターになった殆どの人は、そういった苦い経験をしているのも事実。実際に“アフロアメリカン”という事で興行的な部分などでも偏見があった時代に、愛する人や信じている人から受ける暴力や迫害は、想像もつかない地獄だったに違いない。ただ、彼女は歌う事を辞めなかった、そしてギリギリまで“信じ続けた”のだと思う。
ブルーズからロックへ…様々な苦労と共にスターダムに上がった彼女が、熱心に仏壇に向かって唱えるシーンも、妙に必然性を感じたのはボキだけじゃなかった筈。…エンディングのライブは、実際のティナがソウルフルに観客を盛り上げている映像が盛り込まれているが…ティナを演じたAngela Bassettは、誰もが認めるブラックビューティーだけど、約2時間で彼女の人生を振り返っている分、そのライブ映像はいつもの何倍も“モノホンはやっぱスッゲエ、カッコいい~!”って心のソコから思うよ絶対