ありゃー
 
バレちゃったか…
 
『ねーっ!付き合ってんでしょ!?』
 
真美があたしに聞く。
 
『う、うん…付き合ってる…。』
 
静かに言った。
 
予想外の展開だ。
 
『セーラーっ!』
 
後ろで翔の声がした。
 
『し、翔!』
 
あたしはビックリした。
 
『一緒に行こーっ』
 
翔が笑顔であたしに言う。
 
『じゃっ行こっか!!』
 
なんか隣に翔がいると
 
バレた事がハズいとか思わなくなった。
 
---学校---
 
今は英語の授業だ。
 
あたしは英語が苦手。
 
"Now...
you guys understand what nouns are?"
 
ジェニー先生がクラスに
 
キレイな英語で聞く。
 
あたしには意味がまったくわからない。
 
〔ナウン〕って何ィ~?
 
頭はパニック状態。
 
ジェニー先生、ごめんなさい。
 
あたしにはあなたが何を
 
言っているのかがわかりません。
 
ジェニー先生はすごく美人だ。
 
まだすごい若いし、男子に大人気。
 
ストレートのブロンドの髪に
 
ブルーのお人形みたいな目。
 
バラ色の頬。
 
透き通った白い肌。
 
ジェニー先生は女子の憧れだ。
 
あたしだって憧れた。
 
お姫様みたいなブルーの目とか
 
バラ色の頬。
 
英語の授業が終わるとジェニー先生は
 
ヒールを鳴らしながら
 
教室を後にした。
 
『今日もジェニー先生美人だったなドキドキ
 
同じクラスの男子、高木が言う。
 
誰でもその言葉には賛成するだろう。
 
もう一つ、ジェニー先生が人気な理由…
 
日本語がとても上手だ。
 
たまに生徒の悩みとかも
 
聞いてくれると言う。
 
あたしも行きたかった…
 
でもそんな大きな悩みはなかった。
 
だから悩み相談には行ったことがない。
 
学校が終わった。
 
『世良ーっ!一緒に帰ろーっ』
 
翔が教室の外で待ってた。
 
『も~っ、翔くん世良にメロメロじゃん!』
 
真美が言う。
 
『アハハ、でもなんかある意味すごい。』
 
『はーやーくー!!』
 
翔が叫んだ。
 
『わかったよーっ!
ちょっと待ってぇ~
じゃっ真美、バイバイ!』
 
あたしは教室から飛び出た。
 
『電車あと10分ぐらいでくるね。』
 
翔が時刻表を見ながら言う。
 
『待ってる間なんかのもーか!』
 
翔はすぐそばにあった自動販売機で
 
コーラを買ってきた。
 
あたしはミルクティー。
 
『あっ、このミルクティーおいしいっ!』
 
あたしが言うと翔があたしの
 
ペットボトルをパッと取って
 
飲んだ。
 
『あっ本当だ!おいしい!』
 
あの…今…あたしの口付けたミルクティー
 
飲みましたよね…?
 
『あっ!間接キスしちゃったねー』
 
翔が言った。
 
か…間接キス…!!
 
顔が真っ赤になった。
 
『間接キス初めて…』
 
あたしが言ったら
 
『おっマジよっしゃ!!
世良の初間接キスゲットだ!』
 
嬉しそうだ…
 
あたしたちは
 
学校の帰り、
 
電車を待ってる間に間接キスを
 
初めてしてしまった。
 
To Be Continued...