アタマが割れそうさ…このままじゃ…
消えてしまう……
一体全体どんな運命を…抱えて
息してるんだろう…教えて……
今は無き、シャムシェイドの歌の一節だ……さっきまでののオレは
自分でもどうしようもないくらい、「ヤバい状態だった」のだ。
クルマで、40キロ近い距離を毎日往復して走るだけの、
ガソリン代がない。給料日まで手持ちは¥25000だけだ…。
今でこそ「まだ¥25000ある」と冷静なアタマで考えられる。
パニックになりかけたオレは…カプセルの「アモキサン」×2と、
トレドミン追加×1…そして、抗不安剤のアゾリタンを倍付けで
飲んだ…オーバードーズのうちには入らないだろう。こんなの。
新しい職場での不安も追加して襲ってきた。
毎日通えないなら、近場で寝泊まりするほかない。オレはよろよろと
しながらも、駐車場に停めたZに向かうとクーラーボックスや
釣り道具の入ったタックルボックスを下ろし始めた。
代わりに布団やら寝具を詰め込むためだ……体が・カネが
「…もつのだろうか?」余計にアタマが…割れそうになる。ふと
『ばたら…くん』と頭上から声がする。ふと、上を見ると
2階に住んでいるさっちゃんが、洗濯物をベランダに干していたのだ。
『元気…ばたらくん?』と、さっちゃんが言うが、強がりを言う
元気もなかったオレは、「さっちゃんだから話すけれど…」と、正直に
ありのままの現状・窮状を話した。……さっちゃんはオレの話を
すべて聞いてくれるとこう言った。
「ばたらくんみたいに、男の人って頼られる立場だから
本当に大変だと思うし、うちも精いっぱいでやってるから
今のばたらくんの、不安な気持ちわかるよ」
なんて…慈愛に満ちた響きだろう………。割れそうだったアタマが、
まるで氷が溶けたように和らいでゆく。ささくれだった心が、ウソのように
元通りの…普段のオレの心へと変わってゆく。
さっちゃんとオレは、昔馴染みで、20年ぶりに再会しただけの仲だが、
彼女にすべてを話し終える頃には、笑い声すら戻ってきたのだ。
『旅に出て…週末には必ず帰ってきてね』…とさっちゃんが言う。
「男はつらいよの、寅さんみたいなもんだなぁ」…オレも言葉を返す。
希望が生まれた…さっちゃんのおかげで。
カネが欲しい…足元を埋め尽くす、ゴミや雑貨がすべて
カネに変わればいいと、さっちゃんと話す前までは強く願っていたが、
彼女と話した今では、「心をいつでも許せる女の人がほしい」
札束では手に入らないモノだ……。
明日からはパソコンが使えなくなるが、それはそれで仕方ない。
ブログは「携帯」から更新しよう。そして、2週間はクルマで
キャンプ生活とシャレこむとしよう。
ブログネタ:今欲しいもの
参加中