「何時に来るの?」お笑い番組を観ながら、プラモデルを
組み上げていたオレのところに、ローズからたまりかねたように
電話がかかってきた。
11:30にと思っていたのだが…その頃には、店は
新年を祝う客でいっぱいなのだそうだ。
しょうがない。気が早いが…年の瀬はローズと過ごそう。
時刻は9:30…1時間を一緒に過ごすことになる。
店に着くと、中のモニターでは「紅白歌合戦」の真っ最中だった。
「来年もよろしくねぇ♪」ローズがオレンジジュースを片手に
乾杯する。オレはもちろんウーロン茶だ。
1時間など、あっという間に過ぎてしまう。
オレは、ローズに来年もよろしくねと挨拶して店を後にした。
うちのテレビで、ゆく年くる年が始まった。……このまま年越しか。
寂しいというものだなぁ。
どんどん寂しさはつのってゆく。……一人だけで年を越すのが
これほど心もとない日はない。カウントダウンは迫っている。
行こう。…ローズのところへ、もう一度……。
と、いうわけで「年越し」「年明け」もローズがオレの傍にいた。
来年もきっといい年になるだろう…そう信じたいなぁ。