あの日、ローズが空港からメールを送り、比国に帰った時から……早くも1ヶ月が経った。
つながらないのを承知で、ローズの携帯に電話をかける。「おかけになった電話は…」となるのはいつものこと。そして、諦めて電話を切るのが日課になりつつあった。
そして、昨夜も電話をかけた。
ソフトバンク独特な「タンギング音」が鳴る。
『!!』そして数回の呼び出し音が鳴り、懐かしい声がする。その声で、背の高いスラッとした容姿・美しい肢体・シトラスの匂いのきいた彼女の全てを思い出した。
『ローズ!!』
オレは彼女におかえりを言い、ずっと心配していたことを言った。
「どうして?」『愛してるからに決まっているでしょう!』
バーの仕事には、今日から戻るらしい。給料のことの後先なんて考えていなかった。
「明日、来る?」『もちろん行くよ!ローズ、愛してる』
愛してる…この日だけで3回も言った。昔は、愛してるなんて言おうモノなら、『それは大切なコトバ!!』とローズにたしなめられたものだが、今では素直に喜んでくれている。
一萬円分、ウーロン茶飲むのはキツい。でも、ローズが傍にいてくれるなら、これ以上の幸せはない。
オレにとって、ね♪