母親の実家の隣に、よく遊んでくれた『にぃちゃん』がいた。
列車が好きで、列車のロゴやレールの切れ端を大切にしていた。
お年玉ももらったし、オレは『にぃちゃん』が好きだった
国鉄に就職したのだが……時代はJRへと変貌し
『にぃちゃん』は耐え切れなかったらしい。うつ病という「爆弾」を抱えてしまった。
『にぃちゃん』の『にぃちゃん』は、やんちゃだったが、お人よしできっぷがよく
「ろくでなし」の代名詞のようだったが、オレは嫌いではなかった。
ガキのオレを見ると「よぉ!」と声をかけてくれていた。
二人ともいい人だったのに……亡くなったことを聞かされた。
この地上にはもういない人間なのだ。
オレは『にぃちゃん』達が好きだった。だから生きなければならない。
思いっきり、今日を・今を生きるのだ。にぃちゃん達の分まで、きっと。