ケンゴは、食い物の安い店・美味い店を見つける名人なのだが…
時々『イレギュラーな店』を紹介してくれる。
とある喫茶店は、スパゲティーで県内でも有名なのだが、
何が有名かというと『その量』である。
大盛り、と言うと値段が『倍になり、量も倍』になる。
ふざけてんのか…怖ろしくて注文できない。タダでさえ
その店はボリューム満点が売りなのだ。しかも……「まずい」。いや、
味自体は、適量なら「学食レベル」の味なのだが、
店主曰く「腹一杯にしてやって苦しむ姿を見て楽しむ」のが
ポリシーらしい。
麺は自家製、と聞くと聞こえはいいが「給食のソフト麺」と
大して差がない。そのうえ、炒めたサラダオイルでテカテカ・ギトギトに
なっている。………初めて制覇したのは10年以上前だ。
「…メシ喰いに行くぞ」とケンゴに連れられ、繁華街の西へと向かった。
ラーメン屋だ。しばらくぶりだ。カレーを常食しているオレには。
ケンゴがおごってくれるらしい。ゴチになります。
何にすると言われ『ケンゴと同じやつでいいよ』と言うと
「麺3玉の特盛だぞ!」と答えが返ってきた。
基本的にオレは、「あればあるだけ」喰ってしまう。
学生時代にラーメンとチャーハンを大盛でいっぺんに頼み、残したのを未だに
後悔しているが…それ以外では大抵のものは『喰いきる』
注文を受けた店員が、どんぶりを用意した。………デカい。
すり鉢を平らにしたような特製のどんぶりに、スープが
浪波と注がれて、太目の麺が3人前ぶち込まれる。
そして…オレの目の前にやって来たのだ。
ミクシィに載せる写真を撮り、オレは箸をつかむと二つに割り
一気に喰いかかった!
味は…屋台の醤油とんこつってところだ。悪くはない。
スープはコショウをちょっと利かせると、好みの味になった。
吹いて冷ましては喰らい、吹いて冷ましては喰らい…一心に喰い続けていると
ケンゴより先に喰い終わってしまった。
実に腹一杯になり、大いに満足した。
出されたものを全て喰う…外食では、久しぶりだ♪
親友のケンゴに感謝である。
稼げるようになったらオレのおごりだな!