『もう、腹いっぱいだ』
そう考えると、オレはビッグカメラを後にして、地下街の本屋で『和英辞典』を読むことにした。
今日は、痛い1日となった。目星をつけた女の子には、冷たくあしらわれ…それでもメゲずの繰り返し…店内で買った2Lのウーロン茶をガブ飲みし、また出陣する。
…うん、バカだ。
さて、女の子の扱い方に長けているジュンジもお手上げな女性がいる。『金髪』(ブロンド)だ。ヤツ曰わく…『英語はお手上げ』らしい。(もちろん、覚えてしまえば『戦果』はそれなりに上げると思う)
オレは、金髪のガールフレンド欲しさに『英語の口説き文句』を集めた本を読んで丸暗記していたのだが……実は、ビッグカメラに入り浸っていたのも、ブロンドの女の子と出逢いたかったからなのだ。
ふと、ケータイ売り場に背の高いブロンド美女がいる。
さっきまでの痛手など、何でもない!オレは彼女に「笑顔で」声をかけた。
『Hello!How do you do ? What a nice girl doing here ?』
翻訳すると、「貴女のような素敵な女性がここで何してるのって意」だが…見りゃあ判るだろ!なんてツッコミはない。
すると彼女は、底抜けの笑顔で『ケータイ探しているの』と英語で答えた。
売り場はウィルコムだったが『ソフトバンクはオススメだよ』とカタコトの英語でオレは言った。
今度は自己紹介だ。『ばたら』と名前を名乗って、職業は国語の教師だと、英語で言った。
すると彼女も『フィオナ』と名乗り、英語を教えていると言った。彼女も教師だったのだ。
しかし、彼女は日本語が全くわからないらしく、オレがアタマをフルに働かせる必要があった。
彼女に『一杯おごらせて』と言うと、このあと、予定があると言われてしまった。
そこでオレは、彼女に紙とペンを渡すと
『アドレス』を教えてもらったのだ。
オレはすっかり舞い上がってしまい、礼を言ったかどうかも忘れてしまった。
と、いうわけでオレは本屋で『和英辞典』を読みまくり、メールに必要な単語をインプットしたのだ。
彼女から、メールが来る保証なんてない。
でも、出してみなけりゃわからない、結果なんて♪
メールの始まりは、もう決まっている。
『Thanks to フィオナ』だな。