今日の授業は、2時間。成績入力が終わったら帰れる……。
などと思っても、いつもの悪ガキたちは、ちぃとも教室に入ろうとせず、日の当たる渡り廊下に寝転がってだべっている…。
用があるのは『鉄ちゃん』だ。今の時間は、鉄ちゃんのクラスで授業をやっているからだ。
と、言っても相方の先生が、授業を代わってくれているので、オレは本来の『牧羊犬役』に専念しているワケだ♪
さて、生徒指導のセンセには、悪ガキたちも弱い弱い。あっさりと、鉄ちゃんも教室に入ったのだが…しきりに耳に手をやっている。妙だ?
どうした、鉄ちゃん?とオレは声をかけると、鉄ちゃんは「…ピアスが食い込んで痛ぇ。4日くらい経つ」と答えた。
左耳に目をやる。ピアスの針が突き出しているが、アタマの部分は腫れに埋もれて「全く見えない」
針を軸にして、ピアスを回すとクルクル廻る…取れないことはなさそうだ……。
オレは、鉄ちゃんに『ピアス外してやるよ』と言った。(コレは全て、授業中のことである。いいのかよ?先コー)
まずは、ピアスのアタマのところにできた『瘡蓋』(かさぶた)を剥がせと、オレは鉄ちゃんに言った。
2、3分悪戦苦闘して、瘡蓋が取れる。オレは、鉄ちゃんの耳たぶをちょっと強めに張ると、昔ながらのお決まりのセリフを鉄ちゃんに言った。
『歯、食いしばれ』(化膿しているのは百も承知だ)と言って、食い込んだピアスを逆から『一気』に押し戻したのだ。
耳たぶが圧迫された色になり「!」オレは一瞬目を疑った。
鉄ちゃんの耳から、直径3ミリくらいのブルーのピアスが出てきたのだ。
アタマが出てきたところで、引き抜いていいよ、と言った。周りが癒着してたせいか、血もけっこう出た。
後で保健室行けよ、と言ったら…鉄ちゃんは、オレに
『ありがとう。コレお礼ね』と財布から何か出して、手渡してくれた。
鉄ちゃんのプレゼントは、『厚さ0,03ミリの、女性に優しい服』だった。
一気に力が抜けた…。
まぁ、いいモノをもらったから、いい女の子(女性)と使いたい。
坂本ゆり子さーん、今度のオフ、『いちゃいちゃ』しません?
楽しみに待っていますね♪(おいおい)