『徒然草』…期末試験の、苦笑いなお話。 | 元教師・ayanamigagaの航海日誌ヽ(`Д´)ノ

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学校批判・文科省批判・その他徒然に。

ようやく、冬休みになったようだ。そして、クリスマスイブ

こんなときに、普段のごとくぶちまけ話をしたら、

オレが神様なら『天罰』を与えてやる!


というわけで、今日は想い出話をさせてもらいたい。





兼好法師の徒然草で、有名なのは

「みかんの木」や「石清水八幡宮の・先達は…」だが、

教材が面白くないと、生徒たちはついて来ないのだ。

そんな中、こちらも


こんな話があったのか!と驚かされる

ネタがあった。タイトルは

「筑紫に某かの押領使か」だったはずだ。



内容はこうである。


昔、九州に何とか言う名前の「押領使」

(今で言う軍警、悪人を取り締まる)がいたのだが、


この押領使は、『大根』を万病の薬であると信じて

毎朝二つずつ焼いて食べていた。

(ふた切れともいう、大根ニ本はよほど好きでないと食べられんだろう・・・笑)


さて、悪党に恨みを買った押領使…あるとき、

館にだれもいないすきを見て、悪党が大勢押し寄せ

屋敷を取り囲んだ。絶体絶命の危機である。


ところが、誰もいないはずの屋敷の奥から

「鎧武者」が二人現れると命を惜しまぬ戦いぶりで

大挙した悪党どもを一人残らず追い払った


押領使が、命を助けられたことを感謝しつつも

この二人が、どうして自分を助けたのか不思議に思って

聞くと、「我々は、貴方がいつも信じて食べてくださっていた

『大根の精』でございます」と言って消えてしまったという。


いい話だ。ぜひ授業でやろう。

他の先生を説得し、授業で取り上げた。





そして、生徒には…前フリに、

「鶴の恩返しは知っているだろうけど、今日は

大根の恩返しの話だ。聞けよ!!」

と授業を進め、そして期末試験になった。




その中に、「この話の出典を書け」と言う問題を出した。

正解は徒然草。なんという作品からと注釈もおまけにつけた。

点数は3点である。

散々、オレは「徒然草」と言ったのだ……。





○が順調に、時々空欄に/して、次のクラスの採点を始めて

とある女子の答案を見て力が抜けた。

そこには力強い文字で







大根の恩返し





と書いてある、その次の答案も







大根の恩返し






涙が出るほど大笑いし、オレは…/をつける気が

完璧に失せてしまった。


なぜなら、授業を聞いて

いなければこの答えは出てこないし、また

空欄で提出するよりも、頑張って答えを出したことに

意義があると思ったからだ。




そして「一点」だけ、オマケで付けておいた。










あの二人は、普段からやかましい奴らだったが、

街で会えば必ず声をかけてくる。




「ちょっと、たいぞー!」オレはまた苦笑いしつつ

返事を返すのだ







また今度、おごってやろう。ジュースぐらいは♪