GMの1541-、実は発売時に買っていたのですが長らく取り上げずに放置していました。
前回新600でやったのと同じ、パンタグラフ周りの改良と本形式については冷房機の吊り替えを実施していきます。
そもそもこの1541-はどんな製品なのかって話ですが、これが結構癖者でして、時代的には更新工事済み、大改番が始まる前の設定ということで、この頃の1500というと4輌または6輌をイメージする方が多いのではないでしょうか。元々1500が4輌、1600が6、8輌と棲み分けられていたのですが、ボロ1000の置き換えに合わせて大規模な組成変更が行われて1500、1600ともに6輌が多数派となっています。そして増え続ける新1000形に1600代を譲るため、1600代を1560代に改番して現在に至ります。で、1541-というのは1500代なので当然4輌で製造されました。
登場時の編成
←浦賀
1541-1542-1543-1544
1990年(以降全て西暦)の製造から2007年頃まではおとなしく4輌編成で活躍、その間の2005年に車体更新もなされました。2007年より8輌編成だった1643-の中間2輌が1541-に組み込まれ6連化されます。1643-の6輌化と、それに伴うVVVF化による組成変更だったようです。なお、この時1643-の車体更新も行われました。
1541-1542-1647-1646-1543-1544
1643-1644-1915-1916-1645-1648
1643-の6号車と7号車が抜き取られていますが、編成を組む都合上、1500形は2輌1ユニットの為外された車は組成順序が反転しています。これは他の編成でも同様で、少々ややこしいですが奇数偶数は揃ってるのでそっちで考えると楽かもしれません。8輌の1600は界磁チョッパの6M2Tが基本でしたが、加速がトロくダイヤにのれなかった為、また新造車が8輌、4輌のみで、ボロ1000の6輌を置き換える車を用意する必要があったことから、チョッパ6M2Tを6連化の上でVVVF化、4輌の1500を6連化して対応していたわけです。後に6M0Tのチョッパ車についても同様にVVVF化がなされることになりますが、1541-は(改造施工編成の中では)最後まで残った界磁チョッパ車でした。
6連化された1541-ですが、1年経たずで再度元の4輌編成に戻っています。これは推測ですが、若しかして1647-1646の車体更新をするため?(この2輌は車内銘板によれば2007年に車体更新)同年に再度6連に復帰し、これで落ち着いたかと思ったらすぐに組み替えがされました…
この時組成されたのが製品になっている8輌編成です。まだチョッパ6M2Tで残っていた1625-のこれまた6号車と7号車が組み込まれて下のような編成となりました。
1541-1542-1647-1646-1629-1628-1543-1544
1625-1626-1905-1906-1627-1630
これも長くは続かず(というより元々一時的なものだということはなんとなく予想できるかもしれませんが)、すぐに6輌に戻ることになります。その間僅か3ヶ月!GMさんが発売したのはこの3ヶ月の姿ということですね…
なお引き抜かれた1629-1628ユニットは1537-に組み込まれます。
1541-1542-1647-1646-1543-1544
1537-1538-1629-1628-1539-1540
これでこの編成はひと段落し、6連固定になったことで不要となる電連が撤去されました。先述の通り2015年に1500形の中でも最後のVVVF化工事が行われ、1647-1646はサハを意味する1900代に改番、漸く番号が昇順に揃うことになります。これが現在の姿です。
1541-1542-1937-1938-1543-1544
余談
サハ1900には新造車と改造車があります。1600の3、4号車に元から組み込まれていたのは当然新造のサハですし、1500に挟み込まれた1900は電装解除車なので改造車です。ところがこれもそう簡単ではなくて例外というかちょっと面白い編成がいます。1561-と1565-、1585-がそれで(既に2本廃車になってしまいましたが)、1601-、1613-の2編成は共に1988年に6輌で新造されており、後に1907-1908、1909-1910が追加で組み込まれて他の1600同様に8連化されます。しかし1719-、1725-、1731-の新造時に、加速の悪い界磁チョッパ車からサハを抜き取る計画で電動車のみ新造としたため、この計画に沿って1601-、1607-、そして8輌として新造された1637-のサハが1700に組み直され、1601-は8輌、1607-は4輌、1637-は6輌で運用されるようになります。
1601-1602-1609-1610-1603-1604-1605-1606
1607-1608-1611-1612
1637-1638-1639-1640-1641-1642
この時は中間車ユニットを抜き取った為組成の順番は変わりませんでした。これらも例に漏れず後に6連化されてVVVF化されることになりましたが、他の1600代の車は登場時からのサハを引き連れていたので電動車の改造のみとなった一方で、これら3編成は中間も電動車であった為、1500と同様中間のサハ化を伴う改造工事になっています。それ故これらのサハは1600代でも改造車になっているのですね…
実写の話はこれくらいにして模型に移りましょう。先に述べた通り今回は屋根上を中心にテコ入れしていきます。
手始めに冷房機を吊り替え。模型の冷房機は新600形用に製作されたCU71Fと思われ、実物と比較してかなり背が低いのが気になります。
幸いなことに交換用の冷房機を発売されているメーカーさんがありますので今回はそちらを使用。REDTAIL MODELSさんのCU71E-G1です。
水洗いレジン製ということで濡れた手でなどで触らないように注意します。塗装はGMの銀色でピカピカに仕上げ。車体の取り付け穴に合わせて突起が付いているので容易にハマります。CPと結線用の蓋のある側が品川方です。
1500、2000形に搭載されている(いた)CU71E-G1は、CU71Hと同時期の登場で、同じく新冷媒を採用しています。1500形への搭載は車体更新に併せたもので、それまでは三菱製はCU71DN、東芝製はRPU-11006を載せていました。同様に新冷媒を使用した東芝製はRPU-11016となっています。未更新時代の冷房機は(旧)1000形にも搭載されたこともある互換性のある設計となっていましたが、新600形以降各形式ごとに専用の形式が起こされるようになりました。
2005年に車体更新なので大体3年くらい経っていることになります。吊り替えから3年ほどだと、若干茶色っぽくなっているイメージですが、水洗いレジンにウェザリングカラーは使えるでしょうか。ちょっと怖いので止めておきましょう・・・
パンタグラフには京急特有の縦置き避雷器を設置します。トレジャータウンのTTP128-03、その名も避雷器(京急用)というずばりの製品があります。新1000の2次車まで京急の避雷器はパンタグラフ脇に縦向きで設置されているのが特徴でした。設置位置は冷房機を上にした時左側にきます。実車画像を見ると避雷器の先端が赤っぽくなっていたので色差し。パンタグラフ本体は全体を銀色に塗装し、カーボン製擦り板を黒に塗ります。京急といえばカーボン製のすり板も特徴の一つですね。ホーン先端の黄色い反射テープも色刺しでそれらしく。
なお碍子の色差しは諦めました。量産を考えると多少の妥協も必要です。配管の方は爪楊枝でちまちま塗ってみました。若干はみ出してますが…効果は絶大ですね。あとヒューズ箱だけはウェザリングカラーのブラックを軽く塗りました。
実車の1541-は今年の10月で検査期限を迎えます。現在運用を離脱しており工場にいるようですが、果たして…
次回は冷房機の汚しをする予定です。
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参考までに実写画像。下手な画像で恐縮ですが1537-の屋根上です。今や絶滅危惧種となってしまった東芝のRPU-11016を搭載している編成。東芝製冷房機の記録はお早めに…
開口部のないスマートなカバーが外観上の特徴です。1537-と1545-の2編成、僅か11台にまで減っています。
こちらは多数派のCU71E-G1です。画像は1538号車。編成内でこの車だけ前回出場時に吊り替えられました。室外機ファンや熱交換器は青色なんですね。
こちらは新600形の更新時に搭載されたCU71F-G2。背が低いのがお判りになるかと思います。
未更新時代に搭載されていたCU71DN。流石に営業線上からは姿を消していますが、1351-1356でまだ生き残っています。










