先日入線したED71ですが、我が家では東海道を主力としているせいで今のところ活躍の場ははっきり言ってゼロといった状況なので、今回はED71に牽かせられそうな列車がないか、探してみることにしましょう。客車は全国で運用されていますから、ある程度の車は東海道のものを流用できるはずです。

 

 

そういえば買ってたなぁと思い引っ張り出してきました。鉄ピクアーカイブスの「国鉄急行列車変遷史」。東海道山陽偏を入手するのに苦労したのであるうちに買っておこう、という理由でおさえていました。こういうのはいつ必要になるかわからないものですね~。

とりあえず買っておいて大正解でした。

 

先ず時代選定ですが、マイクロエースから451系登場当時の「みやぎの」が製品化されていますので、いずれ導入することを見越してS37.10改正時とします。東海道筋では友人とも協議し、冷房化された157系が使用できるといった理由などから昭和38年とした経緯がありますが、451系は翌年より制御車クハの製造がおこなわれて編成が変化している為、前年の昭和37年の方が都合がよいと判断しました。

 

上野ー仙台間の東北本線に関わる各改正時の変更点を以下にまとめます。


S36.10(サンロクトオ)改正
■上野ー仙台間急行全列車が東北本線経由に
・同区間急行は「青葉」「吾妻」「松島」に加え「みやぎの」を新設し4往復に
・改正前の常磐線経由「みやぎの」は「陸中」に改称
・「みやぎの」は「鳥海」を併結
・「吾妻」は「ばんだい」(後述)を併結
■上野ー仙台間不定期特別急行「ひばり」新設
■夜行準急「あぶくま」新設
・従来の「あぶくま」(上野ー福島間準急)は「しのぶ」に統合し「しのぶ」は2往復に増、両者とも「ひばら」併結
■磐越東線気動車準急「いわき」を仙台に延長
・郡山ー仙台間で「あいづ」または「あがの」との併結となる
■上野ー会津若松間急行「ばんだい」新設
・「吾妻」の会津若松直通車両を増車し分離
・「吾妻」に併結
■上野ー会津若松間準急「ばんだい」「ひばら」不定期「いわしろ」を「ひばら」に統合
■上野ー盛岡間不定期急行「ひめかみ」新設
・「青葉」「みちのく」の補完列車として登場
■郡山ー盛岡間準急「やまびこ」を青森まで延長


S37.6改正
■磐越西線直通の気動車急行「第2ばんだい」を新設
・客車による「ばんだい」は「第1ばんだい」となる
■「ひばら」1往復廃止
(その他)郡山ー会津若松間準急「いわしろ」を新設


S37.10改正
■急行「みやぎの」を新鋭451系電車化、単独運転に変更
■「しのぶ」1往復廃止
■下り「いわき2号」福島までに短縮
■準急「ひばら1号」が急行に昇格し「第1-2ばんだい」となる
・「鳥海」併結
■「ばんだい」3往復化(「第1~3ばんだい」)

 

S37.10改正での編成を下にリストアップしてみます。準急「しのぶ」は単独時代の編成表がなかったため省略。具体的な編成は「主要客車列車編成表」を主に参照し、普通列車は数が多すぎるので客レ、DC、ECの優等列車のみ取り上げました。

 

総じてオロ61の連結が目立ちます。東海道筋では「能登」くらいでしか縁のない車ということもあり、我が家には1両もありません。KATOの「みちのく」セットで青15号ですが製品化されています。こちらは複数セット購入して塗り替える必要がありそうです。(一応GMキットでも造れますが…)二等車の43系や10系客車群は東海道筋でも必須の車です。当然ながら我が家にも一定数が在籍しています。二等車には困らなそうですね。
サンロクトオ改正にて初設定され、僅か1年で3往復にまで成長した磐越西線直通の急行「ばんだい」は、2往復が客車、1往復が気動車での運行で、下りの気動車による「第3ばんだい」は上野23:45発、会津若松には翌朝5:27着の夜行急行となっていました。キハ58系の「第3ばんだい」は3M3mの6両編成で、当時は長大編成対応の400番代は未登場ですから、全車0番代による組成ではないかと思います。以前当ブログでも取り上げたKATOの「いいで」セットだけだとキハ28-0が不足しますが、「ざおう」セットが入手できればこの問題は解決しそうです。そういえばTOMIXから非冷房0番代の再販も予告されましたね。

一方客車による「ばんだい」は両者とも尾久持ちで5両編成。今改正より急行に格上げとなった「第1-2ばんだい」は「鳥海」と、「第2-1ばんだい」は「吾妻」との併結で上野を経ちます。また、急行「蔵王」は「ばんだい」と同じ組成で、こちらは「松島」を併結していました。「青葉」「吾妻」「松島」と3本設定のある上野ー仙台間の客車急行はどれも似たり寄ったりな編成ですが、「青葉」にはオハシ30、「吾妻」にはスハニ37と、編成を共用で細かい変化をつけて愉しめそうです。スハニ37は東海道筋ではあまり聞き馴染みのない車ですが、オハニ36の電暖付ヴァージョン、といった車です。丁度「かもめ」セットのオハニ36が暇を持て余しているので有効活用したいところです。ただ製品はバックサインがついている関係で、コレを使うとなると上り列車限定になってしまうのですが…

「青葉」は上野ー仙台間の運転であるものの、一部が上野を後発する常磐線経由の「みちのく」に仙台で併結され、盛岡、青森まで足を延ばしていました。それ故なのか編成中央にスハフが3両続く特徴的な編成となっています。

「青葉」「吾妻」「松島」を組むにあたって不足となるのはオロ61*2両とオハシ30の3両。オロ61は「みちのく」を買えばいいとして、オハシ30はオハ35かスハ32から製作する必要があります。オハシ30はハザを種車とした半室食堂車で、昭和24年にオハ35から3両、スハ32から2両が改造された形式です。ここで問題となるのはS37.10時点で「青葉」のオハシ30の種車がどちらなのか、という問題です。残念ながら手元にある資料はオハ35改造組に関するものしかありません。

 

オハ35を改造したオハシ30は1~3となっており、

 

オハシ30 1 初期配置:東シナ・最終配置:仙セン(S39.3.30)

(←オハ35 28  )電暖改造 S34.12

オハシ30 2 初期配置:東シナ・最終配置:新ニイ(S38.8.10)

(←オハ35 175)電暖改造 S35.2

オハシ30 3 初期配置:函ハコ・最終配置:新ニイ(S38.8.10)

(←オハ35 173)電暖改造 S34.10

 

といった具合です。

 

Twitterにて情報を募集したところ、S38年4月時点でオハシ30 2001と2005の配置が確認できました。また、2001は改正時には新潟にいたとの情報もいただきました。ご協力いただきありがとうございました。2005はサンロクトオの頃は秋田にいて「鳥海」の運用に入っている記録がありましたが、同列車へのオハシの連結は今改正で取りやめられており、改正に合わせて仙台にやってきたのではないか?と推測します。若し情報をお持ちの方がいらっしゃいましたらご協力いただければ幸いです。

 

オハシを外された「鳥海」ですが、改正よりオシ17(またはスシ28?)が連結されてパワーアップしています。編成自体はこちらもオロ61が手に入れば難なく再現可能といったかんじ。上り方先頭のスユ13はオユ12に電暖を取り付けた車で、自重増によって設定された形式です。なのでオユ12で代用が効きます。

「男鹿」や「津軽」についてもオロ61さえ手に入れば、という感じですので、他編成が組めるようになれば自動的に組成が可能になります。(この際所属は無視。)ネックとなりそうなのは「あぶくま」「ひばら」で、形式がわからない車が多いうえ、現状金属キットくらいしかないスロネ30が含まれるということで、組成のハードルはかなり高いといえましょう。

 

色々と編成例を調べてみましたが、やはりKATOの「みちのく」を買わずして先には進めないようです。同セットには三軸食堂車のスシ48も含まれているので、金さえあればいくらでも買うのですが(笑)