マイクロエース 153系特急「こだま」

新幹線開業のおよそ半年前、151系「富士」が踏切事故で大破し、その補填として急行用の153系が「こだま」に入りました。所謂遜色特急で、「かえだま」と揶揄されました。そんなイレギュラーな運行を再現した実にマイクロエースらしいセットですが、153系の非冷房の完成品はここしか出していないので、何気に普通の急行として重宝する製品だったりします。

 

セット内容は基本セットがサロ、サハシを1両ずつ入れた8両、増結がサロ1両を含む3両。「かえだま」編成では通常の急行からサハシを1両抜いていたのでこれで正しいんですが、普通の急行をやりたい身としては少々困る構成です…

なので当方では基本セットを2本導入することでサハシが足りない問題を解決しようと考えているのですが、今のところ基本1セット、8両しか持っていません

なのでまだ稼動機会が少ないのですが、いずれなくてはならない電車になるはずです。屋根には押し込み型のベンチレーターが千鳥配置で並んでいます。後年の冷房改造後に比べるとシンプルです。が、これだと冷房を乗せる際にベンチレーターの並びを直さなくてはいけないので、冷房準備車からは左右に直線状で2列配置になりました。

 

奥が関水金属のロングセラーの153系。製品発表時のイラストでは非冷房でしたが、製品では冷房搭載で登場しました。ジェイズというメーカーから、まっ平らな屋根が販売されており、これを使えば比較的簡単に非冷房化ができたのですが、残念ながら現在は生産終了しており、入手は非常に困難に。そのため冷房機とベンチレーターを削るか、このようにマイクロエース製を探すか、どちらにせよ手間がかかるようになってしまいました…(マイクロのこの製品は中古でもなかなか見ないんですよ…)

 

マイクロエースといえば、湘南顔が苦手な印象もありますが、この製品の頃はすでにそこまで破綻していない顔つきになっています。関水製とも並べられると思います。相変わらずですが、スカートまわりは少々寂しい。

 

サロです。昭和30年代は新1等車とはいえ急行は冷房なんてありませんでした。当時の編成は編成中央にサロが2両続き、その前後をビュッフェ車のサハシで挟み込む編成でした。今思えば豪華すぎる編成です。東海道に限らず、東北系統も上越系統も北陸系統も、当時はサハシ、サロが2両ずつ入った編成が当然のように見られました。

 

早くもう1セット欲しい~

 

ところで、マイクロエースの非冷房153系にはもう1種類、改番前の91系時代の低運転台の準急「東海」があります。「かえだま」を2セット買って急行を組むと、モハユニットとクハ2両が余ってしまいますが、低運のセットも買うことができれば、別の編成として仕立てることができるのです。ということで低運も買わないといけません(笑)鉄道模型はお金がいくらあっても足りませんね…