こんばんは。そうしなです
今回はモデモ製の旧客からスハ33を塗り替えていきます。
モデモの旧客というとなじみがない方も多いと思いますが、かつて中村精密という模型メーカーが発売していた旧客キットの金型を使用し、10年ほど前まで旧客も販売していました。製品はキットを工場で組み立て、塗装も済まされた完成品の形態で、スハ32の二重屋根やスロ33、オロ35など、プラ完成品では唯一となる製品が多数ラインナップされていました。
この金型は現在はモデモではなくグリーンマックスに移った模様で、数年前にグリーンマックスから発売予告がありましたが、いまだ音沙汰なく、現在ナカセイキットは市場から消えたため、中古市場等では高値が付くこともあります。
今回塗り替えるスハ33はスハ33としては初代にあたるもので、KATOさんから発売されているスハ32の台車を振り替えたスハ33とは別物で、元は3等特別急行「櫻」用の3等客車として登場したスハ33900と呼ばれる車両です。このスハ33900は全部で19両のみの少数派形式でした。スハ32800(スハ32丸屋根)の増備に伴い、形式がスハ32550に変更となり、さらに大半の車両が病客車スヘ32550となり、終戦後はさらに一部が連合軍専用車として改造をうけ、後に復元工事によってスハ33に戻されるなど波乱な人生を歩んだ形式でもあります…
実車紹介はこれくらいにして塗装に移ります
キットを組み立てた製品ということで、接着剤が多用されており、分解はかなり面倒くさいです…
ここで事故発生。塩ビ板を剥がす際に勢い余って窓枠を破壊しました…
プラバンで修正…
塗装後です。ぱっと見はわからなくなりました!
とりあえず2両塗装
もう1両塗装してガラスを戻します
使用塗料は
ボディ ジェイズ 戦前客車色
等級帯 クレオス シャインレッド
屋根 グリーンマックス ダークグレー
インレタはアルモデル製を使用
モデモ塗り替えシリーズとして2種類
マニ31(Wルーフ)を塗り替え、台車をアルモデル製TR71に履き替えたカニ37と湘南列車用としてスロハ31です
モデモ製の塗り替えは屋根の接着を剥がさず塗装しているので屋根に車体色が多少ついてしまいます。私の技術不足と言えばそうなんですが、未組み立てで売ってくれたほうが塗装は格段に楽ですよね…
▲今回はかなり盛大にはみだしてました…
グリーンマックスからの再生産に期待しましょう…