こんばんは。そうしなです
今回はこちらのキットを作っていきます!
甲府モデルさんから発売されているKATO製旧製品キロ28対応の非冷房化屋根板キットです。今回はこちらを使ってキロ28を3両非冷房化していきたいと思います。
ベースとなるのは勿論KATO旧製品のキロ28ですが、初期のロットはグリーンマークが印刷されていないので、1等時代を作るには好都合です。今回は1等時代を作成するため、初期のロットをポポンデッタ等の中古ジャンクから使います。
組み立てはとてもシンプルで、ベースとなる板に柱を9本貼り付け、その上に曲げ癖を付けた屋根のパーツを貼り付け、排気管の上にパーツを貼るだけで完成です!
接着しなくともかなりピッタリとはまりました。1等インレタはアルモデル製をつかいました(旧客に使用してるインレタのあまりを使っています)。
キロ58も製作します。キロ28の床板をキハ58のものに交換し、車番は少量の薄め液をしみこませた綿棒で擦って落としました。
キロ28は2両制作し、うち1両は登場時のわずかな期間みられた青帯仕様に仕上げました。使用したのはGMのライトブルーAです。鮮やかな水色ですね。
等級帯は1960年の2等級制移行後からも翌年の夏ごろまでは旧2等帯と同様の青帯が使用されていました。キロ28のうち初期に製造された車両は、青帯で落成しているので、今回はそれを再現。車番は製品のままとしました。
等級帯のみ残してマスキングし、上からスプレーしただけですがそれなりに仕上がったと思います。よく見ると帯がはみ出てるところもあったので、こちらも少量の薄め液をしみこませた綿棒で擦って誤魔化しました…(製品の塗膜を落とさぬよう注意)
屋根はGMのダークグレーを吹き付け、TOMIX製ベンチレーターとキロ58には水タンクを取り付けて完成です(特に接着しなくてもはまります)。
キロ28 クーラーなし
キロ28 クーラーなし(青帯)
キロ58 クーラーなし
車体は製品のままなのであくまでタイプ品ですが、旧製品ということで雰囲気重視で遊べればいいかなと…
『クーラーなし』とはかつてKATOが実際に発売していた製品の名前で、通常製品の屋根を非冷房の屋根に付け替えた製品として出回っていました。製品自体は後年製造されていないのですが、屋根の金型は盛岡色や修学旅行色、キハ56タイプなどで使用されているので、中古でも手に入れやすい部類かと思います。今回はそれらの製品に組み込む予定なので、タイプ品でも問題ないと割り切りました。
お手軽に非冷房化したい方にはお勧めのキットです。