FX 日経平均 Gold 等 の週間予想(2024.2.25) | 為替・株式・金利・その他市場予測のブログ【Trading DOC】

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金融市場週間予想(2/26-3/1)

ナスダック100のPER30倍超えはバブル?

 

2024年2月25日現在における2月26日から3月1日までのドル円相場の週間収束ポイントは150円83銭となっています。


この予想は過去200週間の為替や金利その他17市場の金融商品を基に統計手法による分析を行い計算した結果によるものです。

 

週末(23日)の米国株式市場はまちまちでした。S&P500種株価指数は前日比0.03%高の5,088.8となりました。ダウ工業株30種平均は0.16%高の39,131.53ドル、ナスダック総合指数は0.28%下落しました。ドル円は150円54銭で終了しました。

 

今週の収束ポイントは以下の通りです。


ドル円150円83銭  ユーロ円162円58銭   豪ドル円98円48銭  日経平均35,981円  NYダウ38,448ドル 日本国債(10年)0.69% GOLD 2,008ドル となっています。

 

日米両株式市場は22日(木)に、エヌビディアの好決算を受け、大幅に値を上げましたが、週末の米国市場では上昇の勢いを失い、足踏み状態となっています。

 

3月には、年金基金等大口投資家のポートフォリオのリバランスが行われることにより、大きく上昇した株式市場にはこれから一定の売り圧力がかかってくるものと思われます。

 

しかし、今回の驚異的な好決算に見られるエヌビディアの収益成長が今後も続けば、さらに高値を更新をしていく可能性もあり、ハイテク株全般に対する強い押し目買い意欲と相俟って、株式市場が堅調さを維持するシナリオも念頭に置く必要があります。

 

海外投資家から見るドル建て日経平均は現在260.2であり、2021年1月につけた279.6の高値には至っておらず、円安効果による割安感を鑑みると、海外投資家による上値追いも考えられます。

 

先週のブログで述べたとおり、米国商業用不動産融資を抱える米地銀破綻を引き金とした相場の変調にも気を付ける必要があります。

 

投資の神様ウォーレンバフェット氏の投資会社(バークシャー・ハサウェイ)の手元現金水準は過去最高を更新しており、暴落に備えているのでは、と囁かれています。

 

以上の相場予想はあくまでも統計分析に基づく安定収束モデルにより推計するものですので、この予想に基づいた投資の結果に対しては一切の責任を負うものではありません