みなさん、こんにちは!
2月の館巡りは台東区立一葉記念館を館巡りしました!
東京メトロ日比谷線「三ノ輪駅」から徒歩8分ほどにあります。
今年7月より新紙幣が発行されるにあたり、五千円札の肖像画が樋口一葉から津田梅子に変わります。
変わる前に、樋口一葉がどんな人物だったのか気になり、この館を巡りました!
また、この日はガイドさんに館の展示内容をご案内していただきました。
ありがとうございました!
●一葉記念館の経緯
名作「たけくらべ」の舞台となった龍泉寺町の人々は、一葉の文学実績を永く後世に遺すべく、有志により「一葉協賛会」を結成しました。
協賛会は記念館建設を目指し、有志会員の積立金をもとに現在の用地を取得し、台東区に寄付をして記念館建設を要請しました。
台東区は、地元住民の熱意に応えて、記念館建設を決定し、1961年に開館しました。
●樋口一葉の生涯
・明治を代表する女流作家
・1872年~1896年(明治5~29年)
14歳:
娘・一様に学問を学ばせてあげたいという父の想いから、文京・小石川にあった歌塾「萩の舎」に入門して、和歌・古典の勉強に励みます
17歳~21歳:
父を亡くし、戸主として一家を支えざるを得なかった一葉。
母と娘を養うために小説家を目指したり、雑貨や駄菓子の商売をしたりとしましたが、生活苦がなかなか打開できませんでした。
↑一葉の住んでいた街並み
22歳:
「奇跡の14ヶ月」といわれるほど、たくさんの作品を執筆しました。
代表作:①たけくらべ:
吉原を舞台にして少年・少女たちの生活を豊富な喩(ゆ)と女性の内面を繊細に描いています。
②十三夜:
離婚の決意を固めながらも、それによって一人息子を失うことを恐れて離婚をとどまる女性を描いています。
●さいごに
男尊女卑の風潮があった明治時代で、女流作家として大いに活躍した樋口一葉。
男女共同参画社会が進む現代社会の時代を表すということから、五千円札の肖像画になったそうです。
↑一葉記念館の向かい側にある「一葉記念公園の石碑」
【館の基本情報】
台東区立一葉記念館
交通アクセス:東京メトロ日比谷線「三ノ輪駅」下車 徒歩8分
開館時間:9時~16時30分(入館は16時まで)
休館日:月曜日(祝日と重なる場合は翌日)、年末年始、特別整理期間など
入館料:小、中学生100円、一般300円
公式サイト:https://www.taitogeibun.net/ichiyo/