Qスイッチルビーレーザーです。
理論的にも最もしみの治療に適したレーザーで、
ルビーレーザーは、表皮~真皮にかけてのほとんどのメラニン色素を
破壊することができます。刺青や太田母斑など真皮性のしみも治療出来ます。
つまり、ほとんどのシミは、Qルビーレーザーで取ることができます。
ただし、一つ欠点が・・・
メラニンを破壊するのは良いのですが、
その時の熱刺激が炎症となり、メラニン産生細胞を刺激し、
炎症性色素沈着(PIH)を起こすことがしばしばあることです。
肝斑の無い方、ベースに皮膚の炎症が無い方は、ごく軽度のPIHか、
起きても自然に数か月で消えていきますが、
もともとが、肝斑のある方、ある部位の治療は難しくなります。
また、日焼け後や日焼けを繰り返している方は、PIHを起こしやすくなっています。
現実的には、シミのある方がほとんどが日焼けを気にしなかった方に多いので、
いかにPIHを抑えてレーザーを照射するかが医師の腕になります。
ただ、どんなにうまく照射しても、PIHが起きる時は起きます。
私も、人生初のQスイッチ・ルビー・レーザー を昨年12月に受けました。
![$『健美同源』~クロスクリニック院長ブログ~](https://stat.ameba.jp/user_images/20111018/11/cross-clinic/a0/3f/j/t02200266_0800096911554748521.jpg?caw=800)
![$『健美同源』~クロスクリニック院長ブログ~](https://stat.ameba.jp/user_images/20111018/10/cross-clinic/40/da/j/t02200107_0800038811554736909.jpg?caw=800)
矢印のところです。
小さくて分かりづらいですが、右がアフターです。
PIHも起こさず、いつの間にか綺麗に取れていました。
今年は夏休みに、少し日焼けをしてしまったので、
頬に怪しいシミらしきものが出来てきました。
もう少し育てて、そのうち何かのレーザーをテストしようと思っています。