純ジャパ母の独断と経験をもとにした、インターナショナルスクールの学校選びについて第5回目。(前回の記事はこちら)
では、実際の中国の駐在都市での純ジャパ母でケーススタディしてみます。
前提として、中国におけるインターナショナルスクールには3種類あります
- 私立国際学校
- 公立国際部
- 外籍子女学校
1.2つ目は中国人向けでかつ超狭き門の難関です。外国人が入れるのは3つ目のみ。
ちなみに、中国の富裕層の中でも、3つ目のインターに入れるために
- 海外出産して子どもを海外国籍にする
- アフリカなどに多額の投資をして、永住権をとって外国パスポートを入手
というのは結構あるあるのようです
このあたりの、中国におけるインターナショナルスクール事情も面白いので、そのうち調べたことを記事にしていきます
さてさて、その外籍子女学校の中で、GQSフレームワーク(前回記事)を使って学校調べを進めていくのと平行して、
自身のレーティングの中で、最も大事にしたい部分
『子どもの将来・進路との適格性』
を確認するためにも、純ジャパっ子たちにヒアリングはしておりました。
『この駐在が終わって、例えば日本に帰るとしたらどんな学校行きたい?』
2人とも、口をそろえて
『英語の学校にいきた~い』
『ほんと?どうして??』
『だって、英語の学校、楽しいも~ん』
小学生としても、中受ソルジャー(注)としても、
(注:主に私立中学を目指す中学受験生。都市部に多く生息する。家庭内において生じると、親子ともども精神的・肉体的に極度に疲弊するとともに、金銭的負担も大きい)
日本の生活にそれなりになじんでいた兄妹。
特に純ジャパ息子は、正義感の塊のような人間で、曲がったことが大嫌い、ルール破る人は許せない!くらいだったので、インターの環境では自由過ぎて合わないかもなあ、と思っていたのですが まあ、canteen(カフェテリア)でみんな順番守らない!とプリプリしていますが、、、
そして、さっぱりタイプの純ジャパ娘はインターの環境が相当に肌に合ったようで、今の学校でも英語もめきめき上達している
なーんだ、ぽろり(目からうろこ)
今後の道は帰国枠受験だけと勝手に思っていたけど、「英語の学校」で勉強したいというだけなら、もっと色んな可能性がありそうだ!(いったん経済的なことはおいといて…)
- 日本のインターナショナルスクール
- 英語で授業を実施する日本の私立学校
- 海外のインターナショナルスクール
- 英語圏の現地校、ボーディングスクール…
それからは、
GQSフレームワークで比較した学校のうち、
次に住む地域が日本でも、他の拠点であっても、英語の学校に進みやすい
かつ、
途中で転校となっても、卒業となっても、経歴として学んできたカリキュラムが明確な学校
というのが、学校選びの重要な価値観となりました。
前置き長くなりましたが、純ジャパ母が候補に選んだ駐在地域の2校。
- アメリカン・スクール(PYP、DYP認定)
- カナディアン・スクール
決め手はいずれも卒業資格が北米の国であり、私学ではありながら、いずれも国の義務教育カリキュラムに沿った、学習プログラムになっているということです。
しかし、だからこそいずれも日本語教育はありません。
日本人として、それでいいのか、純ジャパの心は揺らぎます…
(学校選び⑥につづく…)