純ジャパ母の独断と経験をもとにした、インターナショナルスクールの学校選びについて第4回目。(前回の記事はこちら)
インターにおける学校選びの基準とはなにか?
あらためて純ジャパっ子たちの学校生活の在り方や子どもたちの目標に向けての手段としての学校として考えてみた時に、
インターナショナルスクールを改めて見ると、純ジャパ母なりにたどり着いた3つの要素がありました
- Goals and Government【創立目的と学校運営】
- Qualifications 【卒業資格】
- System【設備・運用】(ハード面&ソフト面)
これを純ジャパ母の『GQSフレームワーク』とします
一つ一つ解説していきます。
Goals and Government
ここは学校のHP等で確認できると思いますが、
どういう目的で設立された学校なのか
特定の国の学習カリキュラムを取り入れた学校なのか、完全なプライベートスクールなのか
学校の上部組織の構成、理事長は誰か、理事会の有無、構成メンバーは
といった学校のアイデンティティでもあり、学校経営の重要な部分です。
主に見たいのはこんなところでしょうか。
- 創立目的
- 設立年
- 運営母体
Qualifications
次に卒業資格およびその認定機関です。
これは運営母体と表裏一体ですが、
その学校を卒業したらどんな資格が取れるのか
そしてその資格はどの機関が認定(学歴として保障)してくれているのか
各国カリキュラムに則っている学校の場合は、学年ごとの修了資格は当該国に認められる資格となります
例えば、駐在地域の学校ではこんなところがありました。
- アメリカンスクール(米国式公立課程、米国の修了資格)
- ブリティッシュスクール(英国式私立課程、A-Level資格)
- カナディアンスクール(カナダ式公立課程、州の修了資格)
- 日本人学校(日本式公立課程、日本国の修了資格)
また、IB認定校というのは、IBが定めるプログラム(PYP,MYP,DYP)まで終えればそこまでの各卒業資格が得られます
IBプログラム単体で学習するプライベートスクールもあれば(純ジャパっ子の最初の学校はそうでした)
上記のような各国式プログラム+IBを導入している学校も多くあり、IB資格を取得しながら、当該国の卒業資格が得られることもあります
しかしPYPは導入しているけどMYPがなかったり、DYPしか導入していない学校もあります。
特に先の計画が立てにくい駐在でインターナショナルスクールを選ぶ場合、
その学校で得られる認定資格、卒業資格は何か、どのタイミングどういう学校に進学、転校するのか、という将来目線に立った戦略が非常に重要になります
見るべきポイントはこんなところかと。
- 認定機関
- 卒業資格
- 学年のカウントの仕方(どこの国方式によります)
- 初等部・中等部・高等部の区切り
3点目、4点目は、特に子供が小学校高学年、中学生の場合は卒業認定年度が変わってくるので注意が必要です。
System
最後に学校の設備・運用システム。
ここはいわずもがな、学校生活そのものになるので、むしろ、ここに目が行きやすいのですが(学校も力を入れるところ
)
個人的に、学校として重要なのはGCになるかと思います!
我が家が見たのはこんなところです
- 学習言語・第二言語
- 英語サポート
- 場所
- 校舎、IT設備
- 時間割、科目
- バス
- ランチ
- 入学試験の合否有無
- 費用(試験代、入学金、学費、雑費…)
こうしてQGS各要素を縦軸に書き出し、横軸に各学校を並べ、マトリクスを作成してみた上で、
自分たちが重要視する価値観で、各学校を5段階でレーティングしてみて、定量的に優先順位付けしてみます
純ジャパ母はざっくりこんな価値観で評価しました
- 子どもの将来・進路との適格性
- 学校の安定性
- 入学難易度(入りやすさ)
- 費用
- 環境
- 利便性(通いやすさ)
(学校選び⑤につづく…)