駒形軒 @ 本所吾妻橋(都営地下鉄浅草線)
じゃじゃじゃじゃ〜〜ん!
《 中華料理・駒形軒 @ 本所吾妻橋 》
まんずは駒形軒中華料理の部です.
店内の昭和な風情を存分にご堪能くださいまし.
ザッツ・ザ・町中華な店内造作,いいねえ〜.
壁に設らへられた長い鏡は伝統的とも言えるインテリアです.
木製の窓枠がまことに風流でございます.
こういうの作る建具職人さんも少ないんだろうな,今は.
現役稼働なコーラの冷蔵庫,冷蔵函と呼びたい趣き.
しかもアレです,ちょっくらその上にご注目くださいな.
どうですこれ,ゴルフのトロフィーですぜ.
こういうの最近ではとんと見なくなりましたよね.
整然と一列並びのデコラ卓も昭和っぽいなあ.
奥にはちょっとした小部屋のようなスペースもあるんです.
なんか落ち着きませんか,この空間.
気の合う仲間と小宴を催したら素敵だね,そう思う.
卓上のコレも最近ではあまり見ませんよね.
ボタンを押すと楊枝が一本コンニチハ装置です,うっふふ.
大中小と揃ったオカモチも頼もしい.
今でも出前やっておられるのでしょうか.
さて,ここからが駒形軒劇場の観どころです,よろしいか.
かつ丼を注文いたしますとご主人,厨房に入られるのではなく.
お皿を持って外に出て行かれるではありませんか.
ここで私は事の由を理解した,なるほど,そういうことなのね.
つまり,数件隣には駒形軒・惣菜部があるデハアリマセンカ.
カツはそちらで揚げられる式です,実に合理的なシステムです.
運ばれたカツはただちに厨房に搬入されます.
やいなや,ご主人による「卵綴じ」工程が開始されるのです.
こういった一連の流れで完成するかつ丼です.
私はこのシークエンスに惜しみない絶賛を贈るのです.
きちんと蓋がなされているのも賛美に価する.
かつ丼は蓋を取る瞬間に第1の佳境がある,そう思う.
思わずも上かつ丼を注文しちゃったよ.
上はヒレカツなんですな,やわらかくて美味ちい〜.
中華おまけスープは中華料理部のご謹製です.
これで作られるワンタンメンも食べてみたい,そう思う.
蓋オープンが第1の佳境と申し上げましたがアレです.
第2の佳境はカツの旨みが移った飯を頬張る時です,おほほい.
普段ならばここで餃子の併進ともなるところですが.
本日は諸事情ありましてそこをぐっと忍従するのです.
事情とは取も直さずこれです,きゃっきゃっ.
惣菜部にも寄らにゃあいけんよちう話です,よほほい.
正しくはフライ・惣菜 駒形軒ですね,実に素敵なたたずまいです.
駒形軒・惣菜部,周辺には何時もアレです.
芳しき揚げ油の香りがたゆとい,道ゆく人々を誘い憩わしむ.
これよこれ,ポテトフライ10ヶ入り110円.
デフォルトでスパイシーなウスターがかけられています.
これ食べながら隅田川界隈漫歩,なんての下町情緒に尽きるっしょ.
これは私に限りましたことですがアレです.
近傍のコンビニでケチャップの調達をも禁じ得ないのです.
ポテトフライにはケチャップがよろし.
マヨネーズなどもあればなおよろし,わっはは.
さて,このあと裏浅草あたりをうろついてみようかな.
それとも墨東方面にでも行ってみよっかな,うふ,ふふふ.
この記事の続きです.
まずはこちらから,よろしうに.
本所吾妻橋界隈といえば,もう1軒忘れえぬお店.
厩橋のすぐたもとにあった超激渋酒場「牧野」です.
廃業後の跡地にはオサレーなマンションが建ってます,無念.