レストラン清海 @ 大甕(JR常磐線)
アナザー・ライフにだって素敵レストランはあるのだ.
《 レストラン清海 @ 大甕(JR常磐線)》
なにが素敵いうてアレです,よろしいか.
晴れた日には店内外から太平洋が一望できます.
これほどまで景観に恵まれた立地は絶賛に価する.
ハンバーグステーキです.
お料理はいかにも昭和な洋食から,うっふふふ.
ヒレカツなんかもサステナブルな人気商品です.
盛り付けにもちょいとレストランふうなエスプリが利いてます.
創業は1974年というから昭和49年だよ.
昭和モダーンな内装はキイハンターにも出てきそうね.
昼間の景観が素晴らしいのはもとよりアレです.
私などは夕景,暮れ始めた薄暮の風情も捨てがたいのです.
そのような場面ではアレです.
海側から反対の奥まった席に座するのが私の好み.
西陽に照らされたレトロなファーニチャー.
リアルに年季入りの昭和テイストを味わうのも一興です.
ハイボールと清酒の併進が似合うのも老舗洋食.
清酒がガラス徳利で供される演出も素敵の一端なのです.
ミックスサラダにもいにしえの余韻がある.
缶詰のアスパラは昭和サラダには必須のアイテムです.
続きましてマカロニグラタンです.
私にとりまして憂悶と憧憬の幼少時代の美味がこれ.
ハムとチーズのカッティングも昭和してます.
こういったところにますます調子が高くなる私です.
グラタンにもタバスコぷりたつという所作の男です.
全体がオレンジ色に染まるまで用いたいのですが我慢します.
実にまろやかでクリーミーなホワイトソースです.
あっちっちをふうふうして食べるのがいいんだよな.
暮れなずむとその叙景はいっそうに趣きを増すのです.
国道を走っていて,その美しさにあらためて気づくことも多い.
さて,この日も日没間際の来店です.
シャンデリアふうの照明に店内のゴージャス感もひとしおです.
まだ陽の余韻が残る海空とのコントラスト.
店内と外の明るさが交代するこのわずかな時間が素敵です.
個人的にはムード歌謡がいいと思うのですが(笑)
ご自慢の真空管オーディオからはスタンダードが流れます.
やっぱりね,やっぱりアレですよ.
こういうお店ではこういうの食わなきゃ,ねえ.
チキンバスケットです,よくないっすか.
昭和のオサレ料理代表格といったらこれだよね.
レモンはきちんと絞り器で供されます.
こういった律儀さも老舗レストランの矜持です.
私はこれに清酒を用いるのです.
昭和洋食にはそうするのがもっともよい,そう思う.
小エビ入りピラフです.
これは果たして私のイチオシかもしれない.
バターとデミグラスの香る丁寧に作られたピラフです.
懐かしい風味の奥に古き佳き洋食の面影がある,美味ちい〜.
やがて外の夕闇が濃くなってくる.
私の清酒も4本目が運ばれてくることになる,わっはは.
夜のとばりが降りた外観も昭和していてかっこいい.
アナザー・ライフの素敵レストラン,是非いかがでしょうか.