ション横「 若月 」の今はなき絶品焼きそば
昨日はどういった理由か不明ですがアレです.
新宿の思い出横丁にあった焼きそばの銘店.
「若月」の記事にアクセスが集中でした,ごっつぁんです.
ここは惜しまれて2018年1月に閉店されました.
創業は1948年(昭和23年)というから闇市時代,すごい.
その品目は簡素を極まれり,焼きそばとラーメン,餃子.
こちらの焼きそばは,巷の一家言をも得心させる超逸品でした.
この日は,あることで悩んでいた私でしたが.
大盛り焼きそばと大将サーヴィスの紅生姜ダブルに癒された.
一心に頬張り食べ進むのが至福のひととき.
独特の麺,その歯応えと風味は他に類を見ない.
この鉄板は特注だったんでしょうなあ.
左側に「半焼き」状態の焼きそばが待機する.
注文が入ると右側の「くぼみ」で仕上げられる.
鉄板前は私の特等席でした.
横丁の風を肌で感じられるのが好きだった.
この席はほぼ青天井に近い,であるので.
雨の日などには少々の覚悟が必要だったのです.
たまさかには妙齢の熟女たちを伴った,うひひひ.
彼女たちは焼きそばよりも手打ちラーメン推しでした.
この日も特等席で餃子とキムチ.
壁に貼られたとあるメニュウに目がとまった.
温泉たまごです,よくないっすか.
これを目迎えて注文するを禁じ得ない.
黄身が固まった正統派の温泉たまご.
焼きそばにからめて食べるのは禁断の美味だった.
若月がなくなってからというもの.
ション横から私の足はめっきりと遠のいた.