いよや 松本酒店 @ 十日市場(JR横浜線)
横浜線の十日市場にですね.
驚愕驚嘆の角打ち酒店があるんです.
わざわざ足を運ぶに価する,私はそう思っている.
テーブルが置いてある.
椅子も店内に存分に配置されている.
そんな生やさしいことだけではありませんのよい.
なんとなればあれです.
出来ますメニュウはこんなのから,うひひ.
こんなのまで.
きゃあ,きゃあぁ〜っ!
これで角打ちだなんて.
アタシ愉しくなっちゃうな,もう!
《 いよや 松本酒店 》
JR横浜線を十日市場で降りてくだせえや.
そしたらちょいとだけ横浜方面に向かって.
新緑麗しい線路沿いの道を歩行してくださいや.
ほどなくして,うふふ.
見えてまいりますでしょ.
肌で感じ取っていただけますでしょ.
普通の酒屋さんには無い何かが,むひひ.
店先にも強烈に匂い立っておりますであんしょ.
入り口脇の焼き台スペース,かっこいい.
簡単な調理塩梅のできる厨房も兼ねております.
もはやこれはあれです,うふふふ.
角打ちの仮面を被った居酒スタイルと言えます.
ではありますがアレです.
陳列品はあくまでも角打ち価格を遵守です.
こういう姿勢に私はお店の良心を感じてしまうのです.
商品は棚や冷蔵庫からセルフで取る式です.
ご主人が後でまとめて会計してくださる式です.
陳列棚を眺めながら呑るのが角打ちの妙味.
酒屋さんの空気にはお酒を美味しくする匂いがある.
シロ2カシラ2タレは私の定法.
焼き鳥は紙に注文を記入する式です.
エプロン姿の似合うご主人にお渡しくださいな,うふふ.
むう,これは,何と申しましょうか.
酒屋さんが片手間に焼いたものとは別格の風韻です.
たれの「照り」にもそこはかとなく本格の趣きを感じます.
カシラの仕込みが1本しか無かったので.
代わりに注文したつくねがまた大当たりです.
濃厚なたれが焼き染められて美味ち美味ちい〜.
止まりませんよ,止まりません.
呑めちゃうね,呑めちゃうよ,ぶっはは.
加速度飲酒とはこういう場面をさすわけです.
味噌煮缶の汁を少し残しておきます.
これにはれっきとした理由があるのです.
なんとなればこうして,むひょほい.
さらなる濃厚路線を追い求める男です,むはは.
まったく至れり尽くせりです.
店内にはこういう備品も常設されとるです.
であるならよ.
商品棚からこんなのや.
こんなんチョイスいたしましてよ.
ちょいとした自炊宴会なんてのもできちゃうね,うっはは.
棚に赤玉スイートワインを見つけた.
懐かしいな,確か昔はポートワインて言ったよね.
何年置いてあったんだろう,瓶には積年の埃が堆い.
ご主人が埃を拭いてくだすった.
思った通りのチョー極甘ですがそれがいい.
甘さに追憶の風景が滲む,なんのこっちゃ,わひゃひゃ.
さて,この大いに気になるラーメンですが.
おそらくはインスタント,ともすればカップ麺.
そう思い込んでいたのが私の大きな間違いでした.
叉焼で出汁を採るような本格式なのです.
「今日はまだ仕込んでないのよ〜」と女将さん.
どうやらラーメンは夜の営業に合わせておられるらしい.
誠に残念ではありますが.
本日はニュータッチでかまわぬこととする.
「ごめんね〜」と女将さん,いいんです,いいんです.
ま,しかし,この〜あれです.
日清でもなく,エースコックでもなく.
ニュータッチというところに矜持をみるわけです.
本格とはほど遠い,立ち昇る安直な香りが郷愁をそそります.
じゃあれだな.
こちら方面で本格ラーメンを欲する場面ではよ.
うっふふふ,これからは間違いなくここを目指すよね.
あ,「いやよ」じゃ嫌よ.
「いよや」です,くれぐれも,どっははは.