増田屋 @ 桜新町(東急田園都市線) | CroquettePunchの “ 呑んでたまるか!”

増田屋 @ 桜新町(東急田園都市線)

朝方にぱらついた雪も止みましたなあ.



山菜たぬきそばです.

本年はこれを手繰って締めくくります.



《 増田屋 》



永く通っているお店です.

私の中ではこの小上がり座敷が特等席.

いつもは入り口側ですが()今日は一番奥に座ります.



口開けで入るとお店はまだ空いている.

今日はこれから次第にお客さんで立て混むのでしょうね.

熱燗を舐めながらそんな歳末風景を眺めるのもいいものです.



山菜皿,もはやここでの定番ですね.

お料理はどれも角盆で供されるのです.

白磁の首長徳利も情緒があって好ましい.



すっかりと見慣れたはずのお品書きですが.

あれれ,親子皿と親子煮とあるではねえですか.

カツ煮皿は一つなのにね,ど言うことなんでしょうか.



ホール係の可愛いおねいさんに確認します.

「皿は親子丼の頭,親子煮はつゆが多めになってます」

ぬぁ〜るほどね,いいですなあ,そういうことなんですね.



もちろん注文しますでしょ,うふふ.

ちなみに帰りましてから過去記事を確認しますとね.

なんのなんの,ちゃ〜んと前からあったではねえですか().





きゃあ〜,これは出色品ですよ.

この手の汁物が嫌いな酒吞みはそうはいない.

まさに呑んべのツボを押さえた傑作と言えましょう.



鶏の出汁が利いて美味ち美味ちい〜.

これをつけ汁にしたつけそばもいいかもね.

今度,ご主人にお願いしてみようかな,うっふふふ.



さて,お客さんも増えてきました.

そろそろ今年の〆蕎麦をいただくと致しましょう.



ちなみにアレなんです.

冒頭では山菜たぬきそばと申し上げましたが.

お店の正規のお品書きにはねえんです,念のため.



ご明察のようにですね,うっひっひ.

山菜皿を自己転用してしまうのでありんした.

この無作法もすっかり私の常法となりましたなあ.



まさに「甘辛」と評したい増田屋系のかけ汁.

そばは細めの柔らかめ,すすると心から幸せを感じます.



今日は大晦日です.

ここのそばを手繰らないと年を越せない.

そんな思いのお客さんが次々に訪れるのです.



ホール係の可憐なおねいさん方も大忙し.

少しでも手間が省けるように使った盆を整頓します.

自然とそんなことがしたくなる,活気と温かみがあるお店です.



外に出ますと.

もうすでに待ちのお客さんが.

地元の人気店はこうでなくっちゃね.



皆様 よいお年をお迎えくださいませ

本年もお付き合い頂きありがとうございました

来年もオヤヂの駄弁録(ダベログ)をよろしくお願いいたします

CroquettePunch 拝