三陽 @ 新橋(JR京浜東北線・山手線) | CroquettePunchの “ 呑んでたまるか!”

三陽 @ 新橋(JR京浜東北線・山手線)

ルーは澱粉質を多く含んだもったり式.





しゃびしゃび式はカレーに非ず也.

そうまで喝破してしまう世代,それが私の世代.

このルックスに強い安堵感を覚える世代なのです.



そんなタイプのカレーがね,うふふ.

ここ新橋の路地裏でいただけるわけです.



《 中華 三陽 》



表戸が開け放たれてます.

店内から見るとこうなる,いいねえ.

街中華の基本中の基本ですよ,これは.



私のぶぁやいはとりあえずビールとはならない.

何をおいてもまずは常温のコップ酒,これ基本,ぶはは.



ひ~い!



うっひ~い!!

カレーと決めていても目移りしちゃうなあ.



しかもアレです,カウンターの上にはね.

出来立ての叉焼が湯気を上げているでねえの.



ワンタンとメンマ.

こういうのいただいちゃう.

お店の味の基本が凝縮している.

そう思いませんか,思わない?あ,そう.



叉焼も1枚入ってますしね.

基本のスープが堪能できますからな.

これで呑むのは蕎麦屋の「ぬき」の趣きです.



メンマだけは別注する.

なんでって安いし,うははは.

これをスープに投入して食べるのが好きなんだ.



澄んだスープにほのかな鶏ガラが香る.

これは世代を越えて日本人の真情を慰安する風味.



ぴろぴろの舌触り,これもね,うひひ.

男子の潜在する快楽を呼び起こす,なんのこっちゃ.



いわゆる中華式カレー()ともちょっと違うタイプ.

ルーは作りおき式ですかね,こりゃ完成度の高いカレーです.



一口,一口が安心の連続.

見かけによらず濃厚スパイシー,美味しい.

間の手のワンタンスープが旨さを増幅する,ごぞんじ.



路地裏の風にも雨の香り.

都会の梅雨にだってそれなりの風情がある.