みのり食堂 @ 茅ヶ崎(JR東海道線) | CroquettePunchの “ 呑んでたまるか!”

みのり食堂 @ 茅ヶ崎(JR東海道線)

夏です,茅ヶ崎でありなす.



と言ったらね,むっふふ.

海です, サザンです,そしてよ.

もう一つ忘れちゃアカンのはですね.



うわっは,これです.

海の家っぽい中華そば,うっしっし~.

澄んだスープにランダムに投下された具材.

これぞ夏の海の風情,すすれば打ち寄せる波の音.



《 みのり食堂 》



実を申しますと浜茶屋ではねえんです.

茅ヶ崎駅北口前のね,ごちゃっとした一角.

近隣の方の憩いのスペース,野外特設喫煙所のすぐ近く.

うっふふ,そんな大衆立地の老舗な街中華屋さんなのです.





いやあ,これは素敵だよ.

青と紅のコントラストが鮮やかです.

外観にも並々ならぬ海の風情が漂っております.

この周りにだけ渚の風が吹いてるみたい,そんな感じ.







店内の風趣もただものではねいぞい.

うっひひ,いいねえ,シビレまくっちゃうよ.

お店の方の「青」へのこだわりが見てとれる.

アズールブルーの壁,いいよな,店内が明るくなる.

海辺の街にこの上なく相応しい色,夏の陽射しの色.



おわかりでしょうか.

冷えた麦酒が一層に美味い.

この空間に身を置くだけで得をした気分,わくわくする.



おうりゃ,これ,船底天井って言うのよね.

古いだけじゃなくて風雅な内装ではねえですか.

蛍光灯が設えられた溝なんかね,なかなか凝った造作ですよ.



壁のメニュウから「目玉焼350円」を.

ってかこれはもう完全にハムエッグですね.

ってか立派な惣菜ですよ,ポテサラにめかぶまで付いとるよ.



いいなあ,もう,嬉しくなっちゃうなあ.

呑んべの落としドコロを完全に心得ておられる.

こりゃあ早期から清酒の併進が必須である,むっひっひ.





突出しのおでん(無料)に嘉悦する.

きうりもみ(無料)の爽やかさに陶然となる.

いいんだよ,こういうのでコップ酒を呑る夏の日.



こういう場面での黄味は固めが望ましい.

コショウをたっぷりとふっていただくのである.





もうアレですよ,いくらでも呑めちゃうのよ.

でもね,せっかくなので何かいただきましょうかね.

先におられたお客さんのカツ丼も美味そうだったなあ.



こんなの見ちゃうとね,うふ,ふふふ.

速攻で意思が固まっちゃうという単純な俺です.

へえ,湘南ラーメン会ってあるんだ,なんかかっこいい.



きゃ~っ,これよこれ.

素敵過ぎます丼上の景観,まさに懐古式ラーメン.

いかにもな芳香が湯気に立ち昇る,潮風が香る,いいねえ.



麺をすすれば得心する.

スープを味わえば腑に落ちる.

海辺ラーメンの味,浜茶屋の味.

永年丁寧に作り続けた味,守り続ける味.



さ~て,まだまだ風流画像を紹介しちゃうぞ.

これは壁に貼ってあった茅ヶ崎の古い地図です.

すごいなあ,駅のすぐ南側は桑畑や麦畑だったんだね.



厨房に続く青い壁です.

これ見て軍用艦の内部を髣髴するのは私だけでしょうか.

船の甲板なんかに使われる防水性のペンキみたいだよね.



貸し売は奈良の都の刀鍛冶  先も斬れます 元も切れます

貸し売お断りいたします,って意味なんだろうね.

もう何も申し上げる事が無いくらいにかっこいいです.

古き時代にはこういった「粋」が感じられる言い回しが多いよね.



こんな素敵なお店が残る海の街.

横浜から東海道線で30分で行けちゃうんだから近い.



さてと,これからビーチでも散歩するか,うふふふ.