越後屋食堂 @ 鬼越(京成本線) | CroquettePunchの “ 呑んでたまるか!”

越後屋食堂 @ 鬼越(京成本線)

これはまったくの偶然の事象.



久々の懐古式ラーメンに出会う.

本日も出掛けの途中だったのです.



京成本線の鬼越という駅.

珍しい名前,降りるのは初めて.

ここから千葉街道を東京方面に歩いて用事する.



でね,ちょっと,なになに,風流でねえの.

街道の風に二枚の暖簾が揺れちゃっとるでねえの.

すべからくただならぬ風韻がただよっておるではねえの.



店名はどこにも書かれていない,看板もない.

でも意には介さない,何の問題も紛糾しない.

向かって左側,御食事処の暖簾をくぐって店内へ.

用事は気持ちの奥に片付けちゃう駄目な俺です,わはは.





おうりゃ素敵です,素敵過ぎます.

こんな食堂風趣にはひとたまりもない俺です.

ここに身を置くだけで恍惚のニルヴァナな俺です.



御食事処ったらね,こんなのが似合う.

冷や奴にピーマン炒め,良くないっすか.

普通惣菜を肴にして呑るのがいいんだよな.





ご主人がちゃちゃっと作って下さるピーマンいため.

コショウだけをふっていただく,あ,美味しい.

歯応えがしっかりと,下味もしっかりと.

これで270円は嬉しくなっちゃうなあ,もう.





うっひゃあ~,迷うよ迷う.

お次の一手に盛大に迷う,うっはは.

でもね,近所のおばあちゃんが注文したラーメン.



席が遠いので丼上の確認はならず,でもね.

運ばれた時にほのかに鼻腔くすぐるあの香り.

これはよ,間違いなく懐古式()のソレですよ.

いいや,頼んじゃえ頼んじゃえ~,果たして.





うっはっきゃ~!明察神のごとし.

五種の神具が鎮座まします実直な懐古式.

民芸調のおたまがちょいとアレですが,まあいいでしょう.

これにもテーブルこしょうをたっぷりと用いる式で.

麺も程よく柔い,化調もしっかりと利いている,いいぞいいぞ.

おたまの分を減点しても96点と高得点な一杯,うわっはは.



ら~めんの表記もアレですが,まあいいでしょう,うふふ.

こりゃ暖簾にいつわりなしだね,街道のラーメン食堂.

出先でこういう懐古式に出会えると格別な思いがより一層.



あ,店名,越後屋食堂っていうのね.

あ,まだ用事が残っていたんだ,ぶはははは.