中華 廣和 @ 大森町(京浜急行線) | CroquettePunchの “ 呑んでたまるか!”

中華 廣和 @ 大森町(京浜急行線)

ここ()にフラレてここに来た.



《 中華 廣和 @ 大森町 》





おうりゃ,ええど,ええどい.

数卓の小さな店内には町中華テイストがびんびんだ.

ってか,あれです,先におられる常連さま方はね.

カツオ刺身なんかでまったり呑っておられるでねえの.



住民の方々の生活道路に立地します.

酒場使い大歓迎の大衆優良店であるのを確信した.

であるのでよ,うっふふ,お相伴にあずかっちゃうですよ.

もちろんね,常温清酒&ウーロン割りは同時に併進開始だぜ,わはは.



そうする内に常連さまが続々とご来店です.

店内があっという間に埋まります.

狭いお店なので相席必至となる,いいぞいいぞ.

相席は街中華の伝統文化なんだよな.



相席の常連さまと歓談する.

あそこ()にフラレたことをお話した.

「まったくよ,取材もいいいけどよ,客断ってどうすんだよなあ」

「車も渋滞してるしなあ,ああいうの迷惑だよね〜」

「あっちよりここの方がよっぽどいいよ,なあ,うわっははは」

こういう成り行き大好き,そしてたちまちにこのお店のファンになった.



お話はさらに続きます.

「ありゃよ,おんな酒場なんとかって番組だな」

「な~に,覗いてきたの?」

「女の子が細い方の子だったな,痩せたほうの」

「なんだよ,太ったのもいんのかよ」

「そうだよ,何人かいるんだよ,女レポーターがよ」

ぶはは,観たことないので知りませんけどね,愉しいなあ.



カツオ刺はエッヂが利いてぷっりぷり,新鮮です.

付け合わせもね,大根に青しそが刻み込んである.

街中華の片手間品でないのが見てとれる,美味しいねえ.



店内は和やかに談論風発,話題が尽きません.

身辺報告から大井競馬の話まで,それも土地情緒.

「2-7は絶対に来ないってよ~」

ご主人も女将さんも話題に加わりながらお忙しく立ち働く.



お初なお店では模倣オーダーに妙を得る.

常連さま方が口々に注文される鳥のピリ辛炒め.

果たして大正解な一品であった.

甘辛な餡が酢豚よろしく寄り添って出色です.



お店も混んできた,人気店なんだよね.

お隣の方が食べてる中華丼が激しく琴線に触れる,でもね.

お席を常連の方に譲って出よう,そう思った.



偶然にいいお店に出会うのは大変に気分がよろしい.

店内からは愉しそうな談笑が漏れ聴こえている.

また近いうちに是非来よう,そう思った.



偶然が重なる,うっひっひ.

今日はもう一軒の出会いが待っとるでよ.